Nara Omiya RotaryClub

Club Weekly Bulletin 2004-2005 District 2650

No.1267(Vol.26) 2005/03/01 http://naraomiya-rc.jp

ロータリーを

祝おう

奈良大宮RC

クラブテーマ

CELEBRATE

ROTARY

大きな誇り

大きな奉仕

創立:昭和54年1月23日 例会:毎週火曜日 17:30

事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583

例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代)

会長:高木伸夫 副会長:福本良平 幹事:冨川 悟

四つのテスト

1.真実かどうか 2.みんなに公平か 3.好意と友情を深めるか 4.みんなのためになるかどうか

第31回例会プログラム(03月01日)(通算1267回)

 

 1.開会の点鐘 17時30分
 2.ソング 「君が代・奈良大宮ロータリークラブの歌」
 3.お客様の紹介
 4.会務報告 出席報告・ニコニコ報告・会長報告・幹事報告・委員会報告
 5.卓話「狂言はつもりの芸能」 能楽師狂言方大蔵流 竹内 寛氏

 6.閉会の点鐘 18時30分

第30回例会状況報告(02月22日)(通算1266回)

出席報告

R.C.は出席から

会員数

出席免除者数

出席者数

補填者数

出席率

1266回

72名

19名

41名

77.36%

1264回の修正

69名

18名

44名

6名

98.04%

会長の時間


‐2月は逃げる‐

 「2月は逃げる」といいます。2月は28日、4年に1度来るうるう年で29日しかありません。大の月から比べると3日乃至2日少ない訳ですから逃げるように早く過ぎてしまうように感じます。それでは何故2月だけが30日でも31日でもなく28日なのでしょうか。素朴な疑問をお持ちになると思います。その理由を探っていきますと遠く2000年程前のユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の太陽暦の採用にさかのぼります。エジプトへ遠征したユリウス、カエサルは、女王クレオパトラがお気に召しただけでなく、当時エジプトで採用されていた太陽暦の合理性にも強く引かれることになります。当時ローマでは太陰暦を使っていたのですが、それによりますと1年は月の満ち欠けに準じて12ヶ月に分かれ、1年の日数は355日になり、余ってくる日数は、数年ごとに1ヶ月増やすという形で調整してきたようであります。しかし、このやり方ではずれがひどくなる一方で、紀元前1世紀の半ばともなると、暦の上での季節と実際の季節の間には3ヶ月近くもの差が生じていたようであります。そこで、カエサルは、暦の改定を決意し、エジプトから天文学者らを招き暦作りを担当させます。その結果、科学者達は地球が太陽の周囲を一まわりするのに要する時間を365日と6時間と計算し、これを12ヶ月に割り振り6つの大の月、同数の小の月を作りました。小の内、ローマ歴で1年の最終月であった2月は平年29日、うるう年30日の調整月になりました。こうした太陽暦が誕生し、この暦は改良を考えた人の名をとって「ユリウス暦」と呼ばれるようになりました。そして、カエサルの功を讃えた元老院は彼の誕生月7月の月名をユリウスにしたのであります。これが英語ではジュライになっております。未だ話は終わりません。このままですと、2月は29日、うるう年で30日になってしまいます。何故28日なのか。ユリウスの養子で初代ローマ皇帝アウグストゥスは養父にならって8月生まれの皇帝は8月に自分の名を押し込み(英語ではオーガスト)、その上、偶々、8月が小の月に当っていたことから、皇帝月が小の月ではまずいとして、8月を大の月としたのです。これで大の月が7、小の月が5、そのしわ寄せが2月にもってこられたのです。2月は29日からもう1日召し上げられて28日になってしまったのであります。このユリウス暦は、紀元前45年1月1日から実行に移され1582年に法王グレゴリウス13世によって再改良されるまで、実に1627年間地中海世界とヨーロッパ、中近東の暦であり続けました。しかし、2月が28日であることは変えられることはありませんでした。我が国では明治維新後このグレゴリウス暦が取り入れられ現在に至っております。2月が何故28日なのかお分かりになりましたでしょうか。因みに、グレゴリウスの再改良の理由は16世紀後半に急速に進んだ天文学研究によって、地球が太陽の周囲をひとまわりするのに要する時間は、365日と6時間ではなく、365日と5時間と48分と46秒であることが分かったからであります。11分と14秒の誤差を判定するのに1627年間を要したということであり、「ユリウス暦」はそれが作られた当時としては驚異的に正確であったということであります。

卓 話

 

「司法支援センター」 プログラム副委員長 多田 実君


 総合法律支援法が昨年6月に出来、「司法支援センター」という独立行政法人が設置されることになりました。センターが出来るのは平成18年4月ですが、実際の業務・営業開始は同年10月からです。今はその準備段階で、昨年11月に弁護士会、法律業協会、裁判所、検察庁、司法書士から選出された委員で準備会を立ち上げました。私は奈良の準備会の委員長に選任されました。
 司法支援センターは裁判員制度と共に司法改革の一つで、様々な改革の中でも皆さんにもっとも身近なものであると思います。ご存知の通り、裁判所は司法権、裁判権を行使しています。国家権力は大きく立法権、行政権、司法権と3つに分かれ、国会は立法権を、内閣は行政権、裁判所は司法権をそれぞれ行使していますが、司法権も国家権力の一部として、国民の信託に基づいて裁判所は行使しています。よって司法権は国民の手によって行われる必要があり、その一つとして出来上がりつつあるのが裁判員制度です。しかし、日本の現状を振り返りますと、国民のための司法は本当にあったのか。日本人は気質的に紛争を好まず、裁判所に行くことを忌み嫌うという風潮があり、法律問題をどこで誰に相談していいのか、どのような解決方法があるかわからないという方もまだまだ大勢います。
 裁判所以外での紛争を解決する機関は、たとえば交通事故の場合、交通事故紛争処理センターや、弁護士会や損保協会でやっている交通事故相談、警察での相談もありますが、現在はそれらが全部バラバラに行われています。また身近に弁護士がいないという問題もあります。奈良の場合は約8割の弁護士が奈良市内とその近郊におり、あとは大和高田市と橿原市です。裁判所がある五條市には、20年程前までは弁護士がいましたが、その方が亡くなられて以降はいません。弁護士会はこのようなケースの対策として、過疎地には法律相談をする場所を設置しており、また経済的理由から弁護士に依頼できない場合は、法律扶助制度があり、法律扶助協会が弁護士費用を立て替えてくれます。しかし、これら従来の対応と取り組みでは限界があるのです。例えば、法律相談が出来る場所自体は色んな所にありながら、それらがバラバラであるため利用者はどこに相談に行っていいかわからない状態です。それらを一本化し、依頼者をたらいまわしにせずに法律相談できる場所を設けるという考え方で設置されることになったのが司法支援センターです。弁護士のいない地域では、法律事務所を設けて毎日のように法律相談を受けてもらえるようなシステムも考えられています。その運営には行政の協力が不可欠ですが、行政側の腰はかなり重いです。行政は今まで住民サービスとして法律相談を行っていましたが、財政が厳しい昨今、自分たちは手を引きたいという意向があります。法律では、地方公共団体の責務として積極的にそれらの整備に努めないといけないとなっていますが実態は逆です。司法支援センター設置の主導は法務省であり、国が行っていながら、準備会の運営などにもお金は出ず、私たちの手弁当で行うという不条理さの中で準備をしているのが現状です。
 私は、司法支援センターの中でもメインとなる業務は、経済的理由で弁護士に依頼出来ない人のための財政的な援助になるだろうと考えています。弁護士会が中心になって行うということで一生懸命やっていますが、来年の4月には独立行政法人として立ち上げて来年には業務開始しようというのに、資金も十分ではありません。設備についても、30坪ぐらいの面積の施設が必要であろうと考えていますが、適した物件も裁判所の近所にもありません。奈良市長にお願いして、三井ガーデンの2Fにあるシルキアに司法センターを設けたいというお話をしたいと思っています。裁判所への移動など利便性を考えれば近鉄奈良駅周辺に確保すべきとは思いますが、やはり資金面が大きな問題です。
司法センターの業務内容は、相談窓口、過疎対策、民事法律扶助、公的刑事弁護、犯罪被害者支援という5本立です。従来の国の方向はどちらかというと加害者である被告人、犯罪者に目が向けられ、その人権保障でしたが、最近は被害者に視点が移ってきています。最初は、犯罪者の待遇を良くするためには被害者も良くしなければならないという発想からでしたが、やはりそれはおかしい、被害者独自で考えていかなければならない、犯罪というのは加害者があって被害者があるという観点の元、もっと被害者に軸足を置いた法律的な整備をしていかなければならないという流れになりました。その任務を司法支援センターでやろうということです。この5つの柱の中で、民事法律扶助、相談窓口の小ネット化は今までの業務から十分可能だと思います。しかし、司法過疎対策はなかなか難しいでしょう。まず過疎地に事務所を作る資金や弁護士の日当も必要になります。また、公的刑事弁護も弁護士の数が少ないと難しく、連日開廷となりますと、今までの私たちがやっているような片手間に刑事弁護やっているようなことはできません。司法センターで行うにあたっても、弁護士の数をもっと増やして欲しいと思います。
 法務省から様々なマニュアルが送られてきていますが、4月頃には利用者の意見を聞いて、組織運営や業務に反映すべく協議会を開催する予定です。報道機関、消費者関係の団体や、事業者の方、その他いろんな人に入って頂いてご意見をいただきたいと思っています。平成18年4月に設立するにあたって国の予算を使うとなれば、18年度予算の概算要求のタイムリミットが今年の8月末、遅くとも今年の8月末までには何らかの状態に持っていかなければなりません。時間がありませんが、利用者のためにどういう制度設計が出来るかが最も大切だと考え準備を進めています。ロータリーの皆さんにも、いろいろな形で協力していただきたいと思っています。
 全国50地区に司法センターが出来ますが、これからどんな活動を行い、どんな成果を残すかは私たちの今後の努力にかかっています。皆さんの期待にこたえるような成果をあげていきたいと思います。

会長・幹事・委員会報告

幹事報告

例会臨時変更及び休会のお知らせ
平城京ロータリークラブ
《例会場所変更》
日  時:3月17日(木)本年度第2回家族親睦例会のため
場  所:美濃吉本店 竹茂楼(京都市左京区粟田口鳥居町65)
◎ビジター受付は行いません。
《例会休会》
日  時:3月31日(木)定款第5条第1節(C)
◎ビジター受付は行いません。

★ 国際ロータリー第2650地区 2005〜2006年度 新世代育成基金特別委員会委員に箸尾文雄氏が就任。
★ 5月17日 恵比寿R.Cとの卓話交換 
  松島トモコ会長エレクトが当クラブで卓話(数人の会員で出席するとのこと)

 先週入会していただいた3名の方について、委員会の配属が決まりました。3名とも親睦活動委員会に所属していただきます。その上で、宮西さんは四大奉仕の新世代委員会、倉田さんは社会奉仕委員会、森田さんは職業奉仕員会ということで、各自2つの委員会で活動していただくことになりました。各委員会の委員長さんはご指導よろしくお願いします。
 また、地区から「ロータリー100周年テレビ特別番組」の案内が来ております。当地区でも奈良テレビ放送で放映されますので、皆さん是非ご覧下さい。日時は、3月21日(月)午前8時〜8時55分、再放送は3月24日(木)午前8時〜8時55分です。

社会奉仕委員会
 先般行いました市内5クラブ共同奉仕事業「癒し犬とふれあう」の報告です。今回は、共同で一括して行う方式ではなく各クラブが独自に開催日や開催施設を設定して開催するという方式で行っております。当クラブは2月16日(水)、奈良保育学院附属幼稚園において開催させていただきました。体育館で園児や保護者120名余に集まっていただき、訓練された犬の演技の見学、また愛玩犬や癒し犬とふれあっていただき楽しいひと時を過ごしていただきました。お陰さまで無事事業を終了することができ、ご協力下さいました皆さんに御礼と感謝を申し上げます。
 また、2月25日(金)に橿原ロータリークラブ100周年記念例会としまして、ロータリーの森誕生祝賀会が開催されます。各クラブ2名の参加要請が来ていましたが、少し余裕があるようですのでご希望の方は私までお申し出下さい。エクスカーションとして「飛鳥めぐり」が午後1時〜4時まで、100周年記念例会が午後4時30分〜5時まで、セレモニーが午後5時15分〜6時30分まで、レセプションは6時40分〜8時30分まで、橿原ロイヤルホテルで行われるそうです。
雑誌・広報委員会
 裁判員制度による模擬裁判を我クラブが実施するということで、2月18日(金)、奈良市役所において共同記者会見を行い、翌日の奈良新聞に大きく掲載していただきました。他にも、3月3日に「ウーマンライフ」というリビング紙に掲載していただきます。「ウーマンライフ」は約30万部発行されているそうで、先日社長様にお会いしてお願いさせていただきました。その他、行政の主だった施設にも全てご案内を差し上げています。会員の皆さんも、「もっとこうしたらどうか」というアイディアがございましたら是非私までお申し付け下さい。どんどん積極的に広報活動を行っていきたいと思います。
親睦活動委員会
 市内5クラブ共同の、第15回鴟尾の会の親睦ゴルフ大会開催案内が来ています。来月1日の例会で再度お知らせいたしますが、日時は5月19日(木)、場所は奈良柳生カントリーです。是非とも多数のご出席をお願いします。なお、今週中に4月3日(日)の花見例会・家族会開催のご案内をさせていただきます。今回は会場の都合で、欠席の場合はキャンセルいたしかねますので、お申し込みの時に代金をお願いします。
ロータリー情報委員会
 皆さんのお手元に「手続要覧」をお配りいたしました。この手続要覧にはまだまだ問題も多くあるようで、また近々改定されて発行されるということですが、新しいものが出来るまでは、本日お配りしたものをしっかりと読んで、勉強していただきたいと思います。
会報・IT委員会
 2月9日(水)に第2回パソコン教室を開催いたしました。当日は21名の方にご参加をいただきました。通常このような催しは回を重ねるごとに参加者が減っていくのですが、第1回よりも多くの方に参加していただき感謝を申し上げます。第3回は3月9日(水)、午後1時30分から奈良マーチャンシードセンターで行います。内容は別途お知らせしますが、第1回、第2回より高度な内容にする予定です。前回参加されず、第3回から参加したいという方もおられるかと思いますので、クラスを分けるような形で初級者コースを設けることも可能です。前回、前々回に参加されなかった人も積極的にご参加下さい。第2回より更に多くの方のご参加をお待ちしています。

ニコニコ箱 本日計22,000円 累計1,887,000円


(高木伸夫君)
 多田実先生、本日の卓話ご苦労様です。
(植倉一正君)
 土谷さん、市内5クラブ共同奉仕事業「癒し犬とふれあう」のことでは大変お世話になり、ありがとうございました。ご協力感謝いたします。
(東田幹章君)
 北河原様、先日は大変お世話になりありがとうございました。長野県から来られた方たち、大仏殿に感動して帰られました。
(山本尚永君)
 先日は大変楽しいボーリングをしてまいりました。
(矢野正美君)
 前回、会社会議のため欠席をお詫びしてニコニコです。
(小橋宗文君)
 先週欠席のお詫びに。
(渡辺英孝君)
 新入会員の皆様おめでとうございます。今後ともよろしくお願いします。

ロータリー100周年 テレビ特別番組の放送について 地区広報・雑誌委員長 加藤哲夫

「ロータリーを祝おう!新しい世紀に向けて」
 来るロータリー100周年を記念し、当地区では記念特別番組を作成いたしました。「ロータリーを祝おう!新しい世紀に向けて」と題し、当2650地区を代表する方々にロータリーについて語っていただきました。会員の皆様に是非ご覧頂きたいと存じます。よろしくお願いいたします。

出演者
R.I 元理事  千 玄室氏   R.I 2650地区パストガバナー 堀場雅夫氏   R.I 2650地区ガバナー  神谷保男氏
司会  飛鳥井 雅和(京都R.C)

放送局

放送日

放送時間

KBS(京都放送)

再放送

3月18日(金)

3月25日(金)

18:00〜18:55

16:00〜16:56

BBC(びわ湖放送)

再放送

3月26日(土)

3月29日(火)

11:00〜11:53

08:00〜08:53

TVN(奈良テレビ放送)

再放送

3月21日(月)

3月24日(木)

08:00〜08:55

08:00〜08:55

FBC(福井放送)

3月21日(月)

09:55〜10:50

本日のお客様 藤村達夫君(大阪東R.C)

ロータリー豆知識 -2004年規定審議会で採択された主な決議案-

14.地区大会の要項を改正して、1-4日、6時間とする。

次週の例会 3月15日 (3月8日は休会になります)

卓話「酒造りは楽しみ」八木酒造株式会社 代表取締役会長 八木春樹様

会報・IT委員会 潮田悦男、高辻良成、藤井正勝、向井 毅、西田考作、小池恭弘、谷口善之、矢野正美