Nara Omiya RotaryClub

Club Weekly Bulletin 2004-2005 District 2650

No.1268(Vol.26) 2005/03/15 http://naraomiya-rc.jp

ロータリーを

祝おう

奈良大宮RC

クラブテーマ

CELEBRATE

ROTARY

大きな誇り

大きな奉仕

創立:昭和54年1月23日 例会:毎週火曜日 17:30

事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583

例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代)

会長:高木伸夫 副会長:福本良平 幹事:冨川 悟

四つのテスト

1.真実かどうか 2.みんなに公平か 3.好意と友情を深めるか 4.みんなのためになるかどうか

第32回例会プログラム(03月15日)(通算1268回)

 

 1.開会の点鐘 17時30分
 2.ソング 「奉仕の理想」
 3.お客様の紹介
 4.会務報告 出席報告・ニコニコ報告・会長報告・幹事報告・委員会報告
 5.卓話「酒造りは楽しみ」八木酒造株式会社 代表取締役会長 八木春樹様

 6.閉会の点鐘 18時30分

第31回例会状況報告(03月01日)(通算1267回)

出席報告

R.C.は出席から

会員数

出席免除者数

出席者数

補填者数

出席率

1267回

71名

19名

43名

82.69%

1265回の修正

71

18名

46名

7名

100

会長の時間


理事会報告

1.職業奉仕委員会 佐川委員長から平成17年3月15日実施される、職場見学参加者についてはメーキャップ扱いとされたい旨の提案がなされ、これを了承した。

2.新世代委員会 植村委員長から、ライラへの参加者として株式会社アーキネット(代表取締役 向井毅会員)の社員とする旨の報告がなされた。

3.模擬裁判実行委員会 植村委員から、実施に向けての進捗状況並びに、来る17日、18日はリハーサルを開催会場で行うこととし、そのための会場使用の予約をしたこと、及び8日には照明・音響等の打ち合わせを、会場側担当者と行う旨の報告がなされた。

4.冨川幹事から、当クラブが主催クラブとなっている市内7奉仕団体合同懇談会を4月16日、パークホテルにおいて実施する旨の報告がなされた。

5.冨川幹事から、大宰府R.C訪問の件が提案され、4月5日、6日に訪問することに決した。

6.冨川幹事から、東京恵比寿R.Cとの交換卓話の件が提起され、その日を5月17日とし、卓話者は北河原公敬会員に依頼することに決した。

 

 

卓 話

 

「狂言はつもりの芸能」 能楽師狂言方大蔵流 竹内 寛氏

 

 現在、狂言には大蔵流と和泉流という二つがあります。もう一つ、鷺流というのがありましたが、明治維新後に衰退してなくなってしまいました。元々筋書きも台本もなく、顔合わせて今日はこれをやろうかと粗筋だけが決まっていた演劇で、その形が江戸時代に定着し狂言という形になりました。役者が演じていることを、見ていただいている人に、あの人は今あんなことやってはるな、とその「つもり」の程度をご理解いただかないと、これほどわけのわからない演劇はないだろうと思います。
 舞台では、名乗座という場所に役者が出てきて、私はどこそこの何々ですと名乗ります。皆さんは、役者の演技から、あの人どこにいてはるねんな、あそこへ行くつもりなんやな、と頭の中で考えていただき、絵を描きながら見ていただけたらと思います。役者はその「つもり」で歩いています。大変勝手な芸術で、役者はこのように「つもり」でやっているわけです。だから、皆さんもどうか「つもり」で見て、想像して狂言を楽しんでいただきたいと思います。
 舞台に関して役者として大切なことを説明しますと、目付柱という柱があります。すなわち目をつける柱です。狂言でも役者が面を付けることがありますが、能はたいてい付けています。小さい穴から足をのぞいているので、この目付柱がなかったら、今自分がどこまで歩いてきたのかわからないのです。自分の足元を見ながら歩くわけにも行きませんので、能の役者は板目で数えて何歩ぐらいでこの辺りとだいたい頭の中に入れておられますが、舞台によって広さも少しずつ違いますので、この柱がなかったらその隅がわかりません。最初にこの柱がない能舞台が出来たのは、京都の観世会館ですが、文句もたくさん出ました。奈良公会堂の舞台は、つけたり取ったりできるようになっていますが、私がやるときはつけてくれと言っています。確かに、見る側にとっては、あんな柱はないほうが見るの楽や、ということになりますし、また中には柱がなくてもいいという形でやっている方もいますが、目付柱は大きな役割を果たしています。
 ご存知のように、能や狂言では必ず舞台の後ろに大きな老松の絵が書いてあります。春日大社一の鳥居入ったところの右手の小高いところにある松の前で、おん祭りの時に松の下の儀というのを行うことをご存知の方もいらっしゃるかと思います。その松に神様がおりてこられ病気平癒を祈願して舞をされたという言い伝えがあり、春日神社に参拝する者は、その松の前で自分の持ってきた芸を一つ見せてからあがりなさいといういわれが出来、この儀式が生まれました。この松を舞台の後ろに移したものが老松の絵であり、「鏡板」と言います。しかし、一番新しい名古屋城の能舞台には老松がありません。若松の山があるのです。若松というと、真中に太い幹が一本あって両方へ枝が分かれてというのが基本の形です。面をつけて舞台で後ろ向いた時、自分は後ろ向いてるつもりでも横を向いているかもしれませんが、真中に松の太い幹が見えたときに、間違いなく真後ろ向いてるなとわかります。ところが若松の山があると、後ろを向いた時に自分が今どの若松を見ているかわかりません。この若松を描いた方は、老松の前でばっかりやっているからいつまでたっても若い子が育たない、だから若松にするということだったようですが、演じる側はちょっと戸惑ってしまいますね。
 私は今、銀扇を差しています。主人や大名などえらい人は長袴をはいて出てきますが、その人たちは金扇をつかいます。扇子も役柄にあわせて変わり、女の人が出てきたときは骨が全部黒になります。噺家と同じく、舞台ではこの扇子を使って色んなものを表現します。お酒のお銚子にもなれば、盃にもなりますし、ノコギリになることもあります。
 また面については、能の面は実にきれいな面ですが、狂言にはそんなきれいな面は一つもありません。年を取って顔のバランスが半分崩れてしまって、しわくちゃだらけのというような人の顔の面しか狂言では使いません。恵比寿大黒などは必ず神様の顔をした面を使い、鬼をつかうときは不悪という面を使います。面も色々とその「つもり」で使い、人間のようなものに乗せて案山子に使うこともあります。賢徳という名前の面は、かなり上目遣いの目ですが、これで蟹をやります。この面で牛のぬいぐるみを着て、四つんばいになったら牛です。しかしここで、さっき蟹で出てきた面が牛で出てきている、そんなんおかしいやん、と言ってしまったら、肝心の「つもり」の部分が飛んでしまいます。
 狂言と能の一番大きな違いは、能は全部この世にあった話です。この世にあった話で、この世にいた人がこんなことをしていた、あの世へ行こうとしているけれど迷って行けないという話で、前シテと後シテという部分で途中で変わります。後シテになるとあの世へ行ってしまったということで、必ず前シテの後ろでお坊さんが出てきてお経上げてあの世へ送ります。能を見ながら寝てしまったという話を聞きますが、寝ていてもいいのです。あの世の話ですから、そんなに目をパチっと開けてじっと見ていられたらあの世に行きたい人も行けないかもしれません。その点、狂言は、「狂言強盗」「狂言自殺」などあまりいい言葉に使われませんが、今の話どこかで聞いた、でも現実にはなかったな、という話、要するにすべて空想、すべて仮想の中で動かして、自分らが今訴えたいもの、今あんなことしとったらあかんやないか、ということを説話の形で演劇にしたのが狂言です。狂言のほうが生々しい部分がたくさん出てきます。能は、あの世の話で、あまり大きな声で言ってはいけないということで、どちらかいうと陰の声、こもった声でセリフが進められます。この辺りに両者の大きな違いがあります。
 狂言は、そんなに難しいものではありません。皆さんも是非どこかで見ていただければ、そしてかわいがっていただければと思います

会長・幹事・委員会報告

幹事報告
 2月25日に環境保全委員長の小西さんと私で、ロータリー100周年記念委員会の事業の一つ「ロータリーの森」誕生の祝賀会に出席しました。ロータリーの森は明日香村の栗原という地区に桜の木を100本植えて作られました。そこでは今年のお正月に放映されたドラマ「大化の改新」のロケが行われ、オープンセットが明日香村に寄贈されており、それを囲むように桜の木が植えられています。100本の桜には、奈良の八重桜、ソメイヨシノなど20本ずつ5種類あるそうで、当然今年は無理ですが、5年後には美しく開花するだろうということです。なかなか風光明媚なきれいな所ですので、明日香方面に行かれる機会がありましたら、ぜひお立ち寄り下さい。

 

例会変更及び休会のお知らせ

生駒ロータリークラブ

例会場変更

平成17年4月6日(水) 家族親睦例会の為

場所 ホテル三笠温泉

時間 12時30分〜

・ビジター受付は、平常通り4月6日(水)17時30分〜18時00分 アントレいこま@6階

例会休会

平成17年5月4日(水) 休会

・ビジター受付はいたしません

 

王子ロータリークラブ

例会場変更

平成17年4月12日(火) 100周年記念会員大会参加のため

・ビジター受付は、平常通り4月12日(火)12時00分〜12時30分 NTT王子営業所1F

例会場変更 

平成17年4月26日(火) 4月23日〜24日 親睦家族例会の為

・ビジター受付は、平常通り4月26日(火)12時00分〜12時30分 NTT王子営業所1F

 

米山奨学委員会
 10月の米山月間には大変ご協力をいただきありがとうございました。おかげで特別表彰をたくさんいただいて感謝をしています。
 2月26日に米山奨学生の終了式があり、私と地区副委員長の土谷さん、奨学生の田さんで行ってまいりました。田さんは3月を持って終了となりますので、本日で例会への出席も最後となります。本当にお世話になりました。田さんから皆様に一言ご挨拶がございます。

田 然さん
 先週の土曜日、卒業証書をいただきました。この2年間、あっという間に過ぎ、とても短かったような気がします。ロータリークラブの例会に参加させていただき、いろいろなことを皆さんから教えていただきました。皆さんの優しさを忘れることは出来ません。私は半年後に北京に帰って研究施設に入るつもりですが、今後も国際的な学会などで多くの国の研究者や留学生と会う機会があると思います。ロータリーで勉強したこと、ロータリーの2年間の貴重な体験を生かして、これからも国際的な交流に力を注ぎたいと思います。本当にこの2年間お世話になりありがとうございました。

ロータリー米山記念奨学会 表賞品・感謝状受賞者
藤井正勝君 藤野城市君 飯田二昭君 梶本佳昭君 小西敏文君 小橋宗文君 中井克彦君 成田 積君
中村信清君 扇谷泰之君 鈴木浩之君 冨川 悟君 辻岡良一君 植村将史君 植原秀典君 潮田悦男君
渡辺英孝君

ニコニコ箱 本日計36,000円 累計1,923,000円


(東京恵比寿R.C 平岩共代君)
 皆様お久しぶりでございます。
(楠木重樹君)
 本日の卓話の講師、竹内寛様よろしくお願いいたします。
(笹井俊一君)
 竹内さん、本日の卓話ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
(金星 昇君)
 おかげ様で古希を迎えることが出来ました。感謝、感謝です。
(中井克彦君)
 先週、末の娘が結婚し肩の荷が1つおりました。年内ですべてのお荷物がおりる予定です。先日の雪の金剛山登山、真っ白の世界は感動でした。
(平尾利雄君)
 ニコニコに協力して。
(小橋宗文君)
 今月のニコニコ受付担当します。皆様の協力をお願いします。

第74回山歩き会 「厳冬の金剛山」 平成17年2月27日

 

「何年ぶりの金剛登山やろねぇ」

 山歩き会のメンバーが口々に言う。「以前は夏山やったで」「僕もそうですわ」どうやら皆、雪の金剛山は初めてらしい。いつもの事ながら、行きの車内は皆元気がいい。今日の参加は7名。金剛山の中腹、標高450mにある高天彦神社(御所市)の前まで車で行く。三間社神明造りの本殿の前、早朝より境内を清掃されている方の手を止めて、記念写真のシャッターを押していただく。8時半、麹谷会長の挨拶のあと出発。道は昨日降った雪で白い。コンクリート舗装が終わったところでアイゼン着装。郵便街道、ダイヤモンドトレールを経て葛木神社を横目にさらに進むと下り坂になる。参道両脇の朱の燈篭が雪景色に映えて美しい。ほどなくして転法輪寺到着。法起菩薩にここまでの無事を感謝する。広場で不動明王を前に記念撮影。休憩終了、さらに進むと、登山記録表示板を発見。最多の方は1万回!
「ようやるなぁ・・・」と口々に感心の声をもらしながらUターン。時刻は11時。早くもお腹がすいてきた。先ほど横目に見ながら通り過ぎた葛木神社にお参りする。『天照大神』『楠木正成』『一言主大神』がお祀りされているので、家内安全・事業繁栄を祈願。「帰りの雪景色も格別・・・」とか言いながら、頭の中は昼食の事ばかり。高天彦神社まで帰り着き待ちに待った昼食。楠原会員特製のおいしい粕汁で体の芯まで温まった。感謝。(文責 Mr.M)

 

   

本日のお客様

平岩共代君(東京恵比寿R.C)、宮ア彰夫君(奈良R.C)、田 然さん(米山奨学生)

ロータリー豆知識 -2004年規定審議会で採択された主な決議案-

15.クラブやロータリアン個人に送付されるすべての郵便物を、地区ガバナーにも送付する。

次週の例会 3月29日 3月22日は19日の「模擬裁判」の振り替え休会となります

卓話「水のはなし」株式会社 今西清兵衛商店 代表取締役社長 今西清悟氏

会報・IT委員会 潮田悦男、高辻良成、藤井正勝、向井 毅、西田考作、小池恭弘、谷口善之、矢野正美