Nara Omiya RotaryClub

Club Weekly Bulletin 2004-2005 District 2650

No.1277(Vol.26) 2005/05/24 http://naraomiya-rc.jp

ロータリーを

祝おう

奈良大宮RC

クラブテーマ

CELEBRATE

ROTARY

大きな誇り

大きな奉仕

創立:昭和54年1月23日 例会:毎週火曜日 17:30

事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583

例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代)

会長:高木伸夫 副会長:福本良平 幹事:冨川 悟

四つのテスト

1.真実かどうか 2.みんなに公平か 3.好意と友情を深めるか 4.みんなのためになるかどうか

第41回例会プログラム(05月24日)(通算1277回)

 

 1.開会の点鐘 17時30分
 2.ソング 「奉仕の理想」
 3.お客様の紹介
 4.会務報告 出席報告・ニコニコ報告・会長報告・幹事報告・委員会報告
 5.卓話 「交通安全講習」 奈良県奈良警察署 交通第一課長 警部 岡西 稔氏  生活安全課長 警部 戸尾和嗣氏

 6.閉会の点鐘 18時30分

第40回例会状況報告(05月17日)(通算1276回)

出席報告

R.C.は出席から

会員数

出席免除者数

出席者数

補填者数

出席率

1276回

71名

18名

39

73.58%

1274回の修正

71

18名

44名

8

98.11%

会長の時間


-東京恵比寿ロータリークラブ会員の来訪を歓迎して-

本日は友好クラブであります東京恵比寿ロータリークラブから松島トモ子様外5名の会員様にお越し頂いております。ようこそお越し下さいました。大歓迎申し上げます。本年度は両クラブの事業として、交換卓話を実施することとし、今回の来訪は、先ず、松島トモ子様に卓話を頂くことでお越し頂いた訳であります。次週5月24日には弊クラブの卓話のエース、北河原公敬会員を東京恵比寿ロータリークラブへ送り込むことといたしております。こうした催しを重ねることによって、両クラブの絆が益々強まることを期待いたしております。
-国籍の取得-
 私達は日頃、国籍について意識することは殆んどありません。私達は生まれながらに、当然に日本国籍を取得し、何の疑いもなく、日本国民として日常生活を送っております。国籍を多少なりとも意識するのは旅券(パスポート)を持って外国旅行に出かける時ぐらいでしょうか。旅券には、国籍(Nationality)の欄があって、私の旅券では国籍欄にJAPANと記載されており、私が日本国籍を有する者であることが証明されております。私が日本国籍を有するということは、私が日本国民であるという ことであります。逆に言いますと、私が日本国民であるということは、私が日本国籍を有しているからということになります。この日本国民であるための要件である日本国籍に関しては、「国籍法」という法律があって、日本国籍の取得、喪失に関する原則や制度を具体的に定めております。
 ところで、皆さんも新聞等の報道をご覧になってご承知かと思いますが、最近、東京地方裁判所でこの国籍法の規定の一部が憲法違反であるという判決がなされました。そこで今回は、この判決は国籍法の規定のどこが、また何故憲法違反であるといっているのかをお話しさせて頂き、国籍とはいったい何かを考えたいと思います。
 この事件は、内縁関係にあるフィリピン女性と日本人男性との間に生まれ、父から認知を受けている7歳の男児が、両親が法律上の婚姻をしていないことを理由に日本国籍取得の届出を受理されないのは違法だとして提起した事件であります。これだけだと何が問題なのかよくご理解頂けないと存じますので、国籍法を一瞥しておきましょう。国籍法は日本国籍の取得に関し、@「出生による取得」(第2条)、A「準正による取得」(第3条)、B「帰化による取得」(第4条〜第8条)を規定しております。国籍法第2条1号は、「出生のときに父又は母が日本国民であるとき」と規定しております。この規定で父又は母というのは、法律上の父又は母ということでありますから、父母が法律上の結婚をしている場合は子は嫡出子として、当然にこの規定の適用を受けます。しかし、父母が法律上の結婚をしていない場合は、父との関係では、父の認知によって法律上父子関係(非嫡出子)が生じることになりますが、国籍取得の関係では、出生時に父子関係がなければなりませんので、出生後の認知では駄目で、出生前に認知(胎児認知)しておく必要があります。本件の場合は、両親は法律上の婚姻をしておらず、また、認知も出生後なされたものですから、この第2条の規定を適用することはできません。次に、「準正による取得」でありますが、「準正」といいますのは、民法第789条に規定するもので、@父が認知した子は、その父母の婚姻によって、A婚姻中父母が認知した子は、嫡出子たる身分を取得することをいいます。ここでいう婚姻は当然のこと法律上の婚姻をいいます。そして、国籍法第3条は、子が準正によって嫡出子たる身分を取得した場合において、その子の出生時に、父又は母が日本国民であったときは、一定の要件の下、届出によって日本国籍を取得することができることにしております。本件は、父から認知を受けているけれども、父母が 法律上の婚姻をしておらないケースですので、法律上は、直接この規定も適用することはできません。しかし判決は、父母が内縁関係にあり、親子3人が家族として共同生活を営んでいる実態を重視し、「価値観が多様化している今、父母が婚姻関係にあることが正常で、内縁関係は正常でないなどということはできない」として、「父母が婚姻関係にあるかどうかで国籍取得の可否について不合理な区別を設けた国籍法の規定は、法の下の平等を定めた憲法14条に違反する」と述べ、男児に日本国籍を認めたのです。
 皆さん、お分かり頂きましたでしょうか。どうか、日本国籍の取得が問題となるような子はできるだけおつくりにならないように心掛けましょう。因みに、この男性は他に法律上の妻がいて、フィリピン女性とは法律上、正式に結婚することができない状況にあります。

卓 話

「多くの人達との出逢いの中で」東京恵比寿RC交換卓話 会長エレクト 松島トモ子氏

 私は以前ライオンに噛まれ、あと一ミリ位置がずれていたら全身麻痺か死んでいたかという目に遭いました。事故から19年が経った時、「あの人は今」という番組で、しかも「私を噛んだあのライオンは今」というとんでもないタイトルで、私は自分を噛んだライオンに会いに行くことになりました。私自身は非常に恐い思いをしましたし、けして能天気な心境ではありませんでしたが、好奇心が強いものですから、あのライオンはどうしているかなと思って再び現地に行ってみました。とにかくライオンでは大変な思いした私ですので、「ライオンズ」ではなく「ロータリー」に入っていると皆さんに申し上げています。
 さて、私たち東京恵比寿R.Cは今期7月に10周年を迎えます。98名のメンバーがあり、女性と男性が半々です。10周年の時に私が会長をさせていただくことになり、とてもドキドキしています。また11月8日午後6時より、恵比寿R.Cの10周年記念パーティをウエスティンホテルで行いますので、どうぞ皆さんご参加下さい。心からお待ちしております。
 私は色んな仕事をさせていただく中、今から7年前の1998年、ある一通の手紙をいただきました。長沢シュンイチ君という障害者の方からで、「車椅子ダンスに出場したいと思いますので僕のパートナーになって下さい」という内容でした。皆さんは車椅子ダンスをご存知でしょうか。私にとりましても98年当時、7年前には見たことも聞いたこともないものでした。そこで調べてみたいと思い、埼玉県上尾の長沢君のお家に向かったところ、いきなり長沢君のお母様に「トモ子ちゃん、私は小さい頃からあなたの大ファンだったのよ、どうぞシュンのパートナーになってやって下さいね」と言われ、思わずその場で「ハイ」と言ってしまったのが全ての始まりでした。
 始めてはみたものの、車椅子ダンスは本当に大変です。車椅子の長沢君の前に、私がスタンディングパートナーとして立ちます。長沢君は67キロ、車椅子は約10キロ、合わせて約80キロです。それを私が引かなければならないのですが、私は40キロで、あちらが80キロ、引いても押してもびくともしません。車椅子は乗っている人が車輪を廻すと結構自由に動かせますが、社交ダンスでは、たとえばワルツの場合、ダブルホールドといって障害者の手を全部こちらに抱え込んで踊らなければならないので、ものすごく重いのです。華麗にダンスを踊りたいと思っているのに、私は砂袋を引くかのように車椅子をズルズルと引きずっていました。シュンちゃんは22歳の時、バイク事故に遭って胸から下、体の80%が全く動きません。私は色んなダンスを踊らなきゃならないし、一生懸命汗をかいているのに、シュンちゃんはボーっと車椅子に座って楽そうにしていて、汗も全然かいてない。私はこういう性格ですから、つい「あなた本当は立てるんでしょ、立ってよ」って言ってしまいました。言ってしまってからはっとして、私はもうこのパートナーシップはダメになってしまったな、と思いました。するとシュンちゃんがニヤリと笑って、「トモ子さんバレました?僕は夜中の2時を過ぎると立って歩くんですよ」と言ってくれたのです。そのシュンちゃんの温かさ、ユーモアに助けられ、それからは車椅子が私のスカートのように自由にヒラヒラ舞ってくれるようになりました。それでも一ヶ月ほどしか本番まで時間がなく、朝や夜中に時間を作って一生懸命、稽古に稽古を積みました。
 幕張メッセで開かれた世界選手権では、43組の車椅子が私たちのコーナーに並びました。その脇にそれぞれのスタンディングパートナーが立つわけですから、本当にたくさんの人、たくさんの車椅子でびっくりしました。3回の予選を経て、準決勝、決勝ですが、私はとにかく2回だけ踊りたいと思いました。シュンちゃんのお母様は、シュンちゃんがダンスを踊っているところを見たことがなかったのです。何とかお母様にシュンちゃんの踊っている姿をお見せしたい。1回だけでは、これだけの人数の会場ではよく見えません。だから2回踊りたいと思いました。無事一次予選を通過、二次予選に進み、私たちは2回踊ることが出来ました。お母様にも2回ダンスを見せることが出来て、私は満足感で一杯でした。出場者はゼッケン番号で呼ばれ、名前では呼ばれないのですが、予選を進むうちに「松島トモ子さんに似た人だ」ということになり、会場の皆さんが私たちの番号「43番」を応援して下さるようになりました。それまでは緊張で会場の皆さんのお顔を見る余裕もなかったのですが、2回の予選を終えた後は私も自由に踊ることが出来、また皆さんの応援のお陰もあって決勝まで進むことが出来、なんと優勝したのです。一番驚いたのは私たちでした。表彰の時、車椅子のシュンちゃんと歩きながら、涙がこぼれてたまらなくなってしまいました。見ている方は、「松島さん本当に嬉しいのね、感激して泣いているのね」って思って下さったかもしれませんが、実は違うのです。私は、「もういやだ、もうたくさん、車椅子ダンスなんてもう二度とやるまい」って、情けなくて泣いていたのです。
 一ヵ月程して、パーティの席上で長沢君に久しぶりに会いました。「お母様お元気?」と聞きましたら、彼は「母は喜んで舞い上がってまだ宙から降りてきません」と言って、「五体満足で生んでもらったのに体の80%をダメにして親不孝をずっとしてきました。でも、生まれて初めて母に僕の踊る姿を見せて親孝行ができました、トモ子さん本当にありがとうございました」と頭を下げてくれたのです。本当に嬉しかったです。彼は事故に遭った後、どこかで奇跡が起きるんじゃないか、自分の体はリカバリーするんじゃないか、と病院のベッドの上で思っていたそうです。しかし、半年ぐらいしてお医者さんから「君の体はこれ以上良くならない、この体で生きていきなさい」と言われました。22歳の彼がその時どんな思いをしたか。シュンちゃんは「死のう」と思い、胸から下が動かない体で芋虫みたいに這って階段を上がり、屋上を目指したそうです。その間はすごく時間がかかるし、彼が何をしようとしているかお医者さんも看護師さんもわかっていますが誰も止めません。シュンちゃんがやっと屋上にたどり着き、鉄の扉を開け、いよいよ柵を乗り越えようとした時、彼は柵を乗り越えられない自分を見つけたのです。その時シュンちゃんは初めて、「僕はこの体で生きていこう」と思ったそうです。
私は今も車椅子ダンスをも続けています。皆さん「トモ子さんえらいね、よくボランティアやってるね、」って言って下さいますが、とんでもありません。私の方が皆さんのおかげでボランティアができるのです。障害者の方に、「僕この頃とっても嬉しいことがあるんだよ」と言われ、「どうしたの?」って聞くと、「僕はこうやって丼鉢を持ってラーメンを食べることができるんだ」って言うのです。胸から下がまったくダメということは、腹筋がまったくないということです。上体がやわらかいお豆腐の上に乗っているようなもので、丼鉢を持つと、体が前に倒れてスープの中に頭を突っ込んでしまうそうです。でも車椅子ダンスをやるとだんだん筋肉がついて、丼鉢を持てるようになるのだそうです。彼は「そのうち丼鉢持ってスープをすすってみたいな」と言いました。私たちには何でもなく出来ることですが、シュンちゃんたち障害者の人たちはそんなことでも大変なのだということを私は初めて知りました。また、長沢君と一緒にイギリスで開かれた車椅子の方だけの選手権に呼んでいただいた際、すべてが車椅子仕様になった選手村に泊まって、障害者の方の日常生活がどんなに大変かを身に染みて感じました。食堂にも椅子がなく、ロッカーや鏡も低いところにあります。お風呂も車椅子ごと入れるようになっていて、トイレも座ると体を支えるために後ろからガチャンとサイドボートみたいなもので挟まれます。私には本当に不便で、たった一日車椅子の生活になっただけで大騒ぎをしてしまいました。
 本日は車椅子ダンスのお話をさせていただきましたが、このボランティア精神というものはロータリーで教えていただいたと思っています。私は10年前にロータリークラブに入りましたが、奉仕の素敵さを教えていただいたような気がします。
短い時間でしたが、皆様の前でお話が出来て非常に嬉しく思います。本当にありがとうございました。来週は恵比寿R.Cでお待ちしています。

会長・幹事・委員会報告

幹事報告

例会臨時変更及び休会のお知らせ
奈良西ロータリークラブ
《移動例会》
 日 時:6月9日(木)AM8:00〜 年度末家族親睦会のため
 場 所:京都「南座」他
◎ビジター受付は、6月9日(木)、奈良ロイヤルホテル1Fフロント横にて17:30〜18:00まで行います。
桜井ロータリークラブ
《移動例会》
 日 時:6月15日(水)10:30〜 創立30周年記念例会のため
 場 所:橿原ロイヤルホテル(橿原市久米町652-2 TEL 0744-28-6636)
◎ビジター受付は行いません。

ニコニコ箱 本日計108,000円 累計2,472,000円


(東京恵比寿R.C 松島トモ子君・谷静子君・宇佐美博子君・鈴木英之君・平岩共代君・石井義興君)
 東京恵比寿ロータリークラブから松島次期会長共々まいりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
(高木伸夫君)
 松島トモ子様をはじめとする東京恵比寿R.Cの皆様、ようこそお越し下さいました。大歓迎申し上げます。松島様の卓話が楽しみでございます。
結婚記念の真紅の胡蝶蘭ありがとうございました。
(冨川 悟君)
 東京恵比寿R.Cの皆さん、本日はようこそ奈良においで下さいました。卓話楽しみにしております。
(楠木重樹君)
 松島トモ子さんをはじめ、東京恵比寿R.Cの皆様、ようこそお越し下さいました。本日は卓話ありがとうございます。
(北河原公敬君)
 東京恵比寿R.Cの皆様、ようこそいらっしゃいました。心より歓迎申し上げます。卓話していただく松島トモ子様ご苦労様でございます。来週は訪問させていただきます。
(有井邦夫君)
 東京恵比寿R.Cの皆様を歓迎して。
(渡辺英孝君)
 本日の卓話、楽しみにしています。
(中嶌 大君)(中井克彦君)
 東京恵比寿R.Cの皆様、大宮クラブへようこそ。
(小西敏文君)
 今日奈良国で大きなコンペに参加してきました。朝アウトスタートで9打叩きましたが、あと全てパーで上がりました。昼からのスタート13打叩きましたが、全てパーとはいきませんでした。ちなみに総合順位は21位でした。中ちゃんに乾杯!
(倉田智史君)
 事務所を移転しました。新しくて嬉しいです。それはさておき、松島さんのお話が聞けて光栄です。嬉しいのでニコニコします。
(藤井正勝君)
 楠木エレクト、矢追副幹事殿、先週はお世話になりました。ありがとうございました。東京恵比寿R.Cメンバーの来訪にニコニコ。
(植村将史君)
 @矢野様、小西様、先日は大変お世話になり、ありがとうございました。おかげでうまく行きました。

 A5月13日〜15日の3日間、RYLAに参加し無事終了いたしました。向井さん、徳矢さん、ご苦労様でした。
(辻岡良一君)
 楠木さん、矢追さん、突然のキャンセルすみませんでした。榧木さん、ピンチヒッターありがとうございました。
(田村俊明君)
 さわやかな過ごしやすい天候に感謝します。
(山本直明君)
 チョットいいことがありました。
(武藤廣茂君)(山本尚永君)(多田 実君)
 ニコニコに協力します。
(潮田悦男君)
 @先日の亡父の密葬並びに本葬に際し、多くの会員の方々より御弔意賜りましたことを御礼申し上げます。
 A結婚記念日のお花ありがとうございました。
 B去る4月29日、吉野上市デイサービスセンターをオープン出来ました。

本日のお客様

松島トモ子君・谷静子君・宇佐美博子君・鈴木英之君・平岩共代君・石井義興君(以上東京恵比寿R.C)
藤井達夫君(大阪東R.C)  大谷信幸君(生駒R.C)

ロータリー豆知識 -2004年規定審議会で採択された主な決議案-

23.すべての表記は、ROTARY INTERNATIONALと大文字を使用する。

次週の例会 5月31日

卓話 「歯の衛生週間に因んで」 奈良県歯科医師会 産業歯科部長 田中和宏氏(あすかRC)

会報・IT委員会 潮田悦男、高辻良成、藤井正勝、向井 毅、西田考作、小池恭弘、谷口善之、矢野正美