Nara Omiya RotaryClub

Club Weekly Bulletin 2004-2005 District 2650

No.1279(Vol.26) 2005/06/07 http://naraomiya-rc.jp

ロータリーを

祝おう

奈良大宮RC

クラブテーマ

CELEBRATE

ROTARY

大きな誇り

大きな奉仕

創立:昭和54年1月23日 例会:毎週火曜日 17:30

事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583

例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代)

会長:高木伸夫 副会長:福本良平 幹事:冨川 悟

四つのテスト

1.真実かどうか 2.みんなに公平か 3.好意と友情を深めるか 4.みんなのためになるかどうか

第43回例会プログラム(06月07日)(通算1279回)

 

 1.開会の点鐘 17時30分
 2.ソング 「君が代・奈良大宮RCの歌」
 3.お客様の紹介
 4.会務報告 出席報告・ニコニコ報告・会長報告・幹事報告・委員会報告
 5.卓話 「日本の食料問題について」 松岡嘉平治会員

 6.閉会の点鐘 18時30分

第42回例会状況報告(05月31日)(通算1278回)

出席報告

R.C.は出席から

会員数

出席免除者数

出席者数

補填者数

出席率

1278回

71名

18名

41名

77.36%

1276回の修正

71

18名

40名

13名

100%

会長の時間

 

― ご報告 ―
1.奈良市内7奉仕団体合同懇談会
 5月27日(金)、午後4時から同懇談会が当クラブをホストとして奈良パークホテルで開催されました。冨川幹事と私が出席いたしました。生憎、市長は欠席でございましたが、参加15団体から本年度の活動状況を報告頂き、貴重な情報交換ができました。
2.交換卓話
 5月24日(火)、北河原公敬会員に東京恵比寿ロータリークラブで卓話をして頂きました。これは、松島トモ子様から頂いた卓話と交換的に実施されたものであります。今後もこのような企画が続けられ、両クラブの絆が深まればと思います。

3.「超我の人 米山梅吉の跫音」
 上記題の本が㈶米山梅吉記念館から出版され、寄贈を受けました。事務局に置いておきますので、興味のある方はご一読下さい。

― 保護観察 ―
 皆さんも新聞報道等をご覧になってご承知のことと存じますが、最近、保護観察中に新たな事件を起す者が相次ぎ、制度の見直しが求められているということであります。そこで今回は、保護観察とは如何なる制度であって、どのような問題を抱えているのかをお話しさせて頂きます。
 保護観察とは、犯罪者や非行少年に通常の社会生活を営ませながら遵守事項を守るように指導監督すると共に、必要な補導援護を行うことによって、その改善更生を図ろうとする制度であります。
それでは、どんな人が保護観察の対象になるかといいますと、5種類あります。第1は、少年に対する保護処分としての保護観察であります。これは少年法に規定されている保護処分の1つで、少年法ではこの外に皆さんご存知の少年院送致とか児童監護施設等への送致があります。2番目は、少年院仮退院者に対する保護観察であります。これは、少年院送致となった少年が仮退院したときに行われるものです。3番目は、仮出獄者に対する保護観察であります。これは、刑法28条の規定により、改悛の情があるとき、有期刑については刑期の3分の1を、無期刑については10年を経過した後、仮出獄を許された者に対するものであります。4番目は、刑の執行猶予者に対する保護観察であります。これは皆さんご存知の執行猶予の判決を受けた者に対するものであります。因みに、刑の執行猶予は3年以下の懲役又は禁固の言渡を受けた際に情状により1年以上5年以下の期間でその刑の執行を猶予するものです。5番目は、婦人補導院仮退院者に対する保護観察がそれであります。これは売春防止法に規定があります。
 次に、このような保護観察の処遇は誰が行っているのかといいますと、原則として国家公務員であって有給常勤の保護観察官と呼ばれる人と、皆さんもご存知の法務大臣から委嘱を受けた無給非常勤の民間の篤志家である保護司の協働によって行われておるということであります。保護観察官は、心理学、教育学、社会学、その他の更生保護の専門的知識に基づき、保護観察対象者の指導計画を作成し、保護司はこの指導計画に沿って直接的な指導援助を行うことになります。現在、約4万9,000名(奈良県では約580名)の保護司と、約630名の保護観察官が保護観察対象者約70,000名の指導、補助等に当っております。しかし、保護観察官の1人当りの事件負担量は約100件であって、理想的な事件負担量は約30件といわれておりますから、極めて過大な事件負担量であるといえます。また保護司については、@老齢化が著しく平均年齢は63歳前後で青少年が多い保護対象者との意思疎通が難しい、A専門知識、技術に乏しい、B資質、能力が各人各様である、C選出層が限定されており閉鎖的であるという批判が加えられております。しかし、保護司が我が国の保護観察の実際的担い手であり、保護観察における職務を一身に引き受け、奮闘しておられるところであります。「保護司制度は宝のような存在」といわれる所以であります。しかし保護観察中の再犯が絶えない現状は、治安に不可欠の分野を素人の善意に任せっ放しにしていいのか、善意頼みの保護司制度には限界があるのではないか、といった意見が出されるようになってきました。
 保護司は対象者に対し、指導監督及び補導援護を行いますが、指導監督の方法は、@保護観察に付されている者と適当に接触を保ち、つねにその行状を見守ること、A保護観察に付されている者に対し、遵守事項を遵守させるため必要且つ適切と認められる指示を与えること、Bその他本人が社会の善良な一員となるように必要な措置を採ることであります。また、指導援護の方法は、@教養訓練の手段を助ける、A職業を補導し就職を助けること等であります。
 また保護対象者は、保護観察の期間中、遵守事項を守る義務を負います。遵守事項は一般遵守事項と特別遵守事項があります。そして、一般遵守事項として法は、@一定の住居に居住し、正業に従事すること、A善行を保持すること、B犯罪性のある者、又は素行不良の者と交際しないこと、C住居を転じ、又は長期の旅行をするときは、予め保護観察を行う者の許可を求めること、を定めております。しかし、最近の調査では、昨年10月時点で仮出獄から刑期満了までの保護対象者8,270人の内、609人が所在不明となっていたとのことであります。また特別遵守事項は、対象者に個別的に定められるもので、例えば、@いかがわしい場所に出入しないこと、A射倖的行為にふけらないこと、B酒類を過度に飲用しないこと、C精神又は身体の障害について治療を受けること、等があります。
 保護司は、保護司法という法律に根拠を持ちますが、人格及び行動について社会的信望があり、職務の遂行に必要な熱意と時間的余裕があることなどが資格要件とされております。同法第1条は、「保護司は、社会奉仕の精神をもって、犯罪をした者の改善及び更生を助けると共に、犯罪の予防のため世論の啓発に努め、もって地域社会の浄化をはかり、個人及び公共の福祉に寄与することを使命とする」と規定され、ロータリーの精神とも一脈通ずるところがあります。私は、ロータリアンの中から多くの保護司が生まれてもよいのではないかと考えます。

卓 話

 

「歯の衛生週間に因んで」 奈良県歯科医師会 産業歯科部長 田中和宏氏(あすかRC)

 

 高齢化社会の現在、事業所や企業では昭和63年から、衛生的にも安全的にも事故がないということだけではなく、心も体も健康づくりをしていこうということで、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)、生活の質を高めようということが言われています。歯科の分野でも平成元年から日本医師会と当時の厚生省で「8020運動」を唱えました。当時は80歳になると歯のない方がほとんどでしたので、80歳で20本を目指そうということでこの運動が始まりました。80歳で20本ありますと、自分の歯で食事が出来ます。そうすることにより食生活に満足でき、日常生活、クオリティ・オブ・ライフも向上します。80歳以上で歯が20本以上ある人は、骨密度や握力、体のバランスを見るテストでも入れ歯の人とは差がありますし、噛む力も自分の歯の人は5〜10倍も強いのです。また、歯の数が少ない方はお医者さんの世話になりやすいという統計もあります。
 平成11年の厚生省の調査では、残っている歯の数が80歳では平均6〜7本しかありません。これは6年前の結果ですので、今年の結果が出るともう少し増えているかとは思われますが、それでも10本には届かないでしょう。40〜50歳ぐらいになりますと、歯の喪失が非常に多くなります。また近年は歯周病も増えています。すでに20歳未満で60%以上の方が歯周病で、歯茎に何らかの異常があります。30代後半から40歳になりますと、歯の数はかなりあるものの、85%近くが歯周病にかかっています。
 歯を失う原因は、歯茎の病気である歯周病と虫歯がほとんどです。最近は歯周病で失う方が増えています。虫歯や歯周病の原因になるのはプラーク(歯垢)です。口の中にはたくさんのばい菌がいますが、それが歯の表面にくっつき、砂糖などが入ってくることによってプラークが出来ます。プラークは歯の表面のカルシウムなどを奪って、虫歯を作ります。口の中に食べ物が入りますと、3分以内でPHが4.5ぐらいまで下がると言われます。歯が溶けるのが5.5と言われますので、4.5ということは歯が溶けやすい状況になっているということです。時間が経ちますとまたPHが中性に戻っていきますが、何か食べるとまたPHが下がります。間食が多い方はPHが酸性に傾く時間が多くなり、それだけ虫歯を防ぐことが難しくなります。


いくらいい歯を持っていても土台がしっかりしていなければグラグラして抜けてしまいます。健康な歯茎はピンク色で引き締まっていますが、歯周病になりますと、歯茎から出血したり、全体的にブヨブヨしてきたりします。自分でもチェックできることですし、先ほどの統計でもありましたように10代ですでに60%が歯周病ですので、自分とは関係ないなどとは思わず注意をしていただければと思います。また喫煙も歯の健康に非常に影響があります。煙草を吸いますと、出血などの炎症症状が出にくいので、どうしても手遅れになりがちです。骨がなくなり、歯が抜ける寸前になっても出血しない場合もあります。
 歯周病になって歯肉が炎症を起こすと腫れてきます。そうすると歯と歯肉の間の溝が深くなりポケットが出来ます。このポケット内で菌が増殖して炎症が広がりますと歯を支える土台の骨まで破壊してしまうのです。全部の歯にポケットが出来てしまうと、8センチ四方の潰瘍が体に出来たのと同じぐらい体に負担がかかっていることになります。
 歯周病になりやすい危険因子としては、悪い歯並び、口の中の健康に関心が薄いこと、軟らかい物ばかり食べる、歯軋りなどがあげられます。喫煙・飲酒、糖尿病、ストレス、女性の更年期等のホルモンバランスなど、全身に関することも要因であり、歯周病は体全体の健康にも大きな影響を与えるのです。口の中にはたくさんのばい菌がいますが、高齢になりますと抵抗力が落ち口の中の常在菌でも感染を起こし、ごく弱い雑菌によって老人性肺炎が引き起こされます。この老人性肺炎は65歳以上の死因の1位です。このように、口の中の清潔を保つことは本当に大切なことであり、女性の場合は出産に際して胎盤に影響を及ぼし低体重児出産や早産の原因にもなります。また心臓の冠状動脈等で歯周病菌が見つかることもあります。ひどい歯周病の場合は、心臓にまでそのような菌が入ってくるのです。心冠状動脈疾患は、歯周病のある方は歯周病のない方の1.5倍です。心筋梗塞の発作については2.5倍から3倍近くにもなります。
 歯周病の予防と治療については、歯科医院で歯石を取ったり薬を使う専門的な治療の他、ご自分での歯磨き、プラークコントロールが大切です。最近は歯間ブラシやフロス(糸ようじ)を使う方も増えましたが、これらも上手に活用していただきたいと思います。歯科医院では歯磨きの指導を受けることも出来ます。歯肉の健康を保つためには、一次予防として、まずはならないことです。二次予防は早期発見、早期治療、三次予防は再発させないことです。ご自身の歯磨きにも関心をもってしっかり清掃をし、歯科医院での定期的なプラークコントロール、定期検診もしっかりと受けましょう。定期検診を受けている方は、歯が残っている方が多いという統計も出ています。煙草については、煙草は歯周病の直接原因にはなりませんが、煙草を吸うことによって歯茎が非常にゆるくなりやすくなり、歯周病の補助的な要因となっています。煙草を吸う方は特に注意して下さい。
 歯科保健に関しては、残念ながら働く世代は十分カバーされていません。学校では学校検診がありますが、企業での歯科検診を経験された方は少ないと思います。任意では実施されていますが、まだまだというのが現状です。事業所での労働者の健康管理については、労働安全衛生法で年一回の定期検診を受けなければなりませんが、歯科の検診は義務付けられておりません。通達は出ているのですが、法令化されていないのです。
 健康教育と健康相談、健康診断の3つを行うことによって、口腔保健、歯科の健康も保つことができます。先ほども申しましたが、口の中の健康は全身の健康と無縁ではありません。奈良県歯科医師会では、事業所に赴いて従業員の方に歯科の話をするという活動も行っておりますので、皆様の事業所でもご要望がございましたらお気軽にお申し付け下さい。

会長・幹事・委員会報告

幹事報告

例会臨時変更及び休会のお知らせ
奈良東ロータリークラブ
《移動休会》
日 時:6月22日(水)定款5-1-Cによる
◎ビジター受付は、6月22日(水)17:30〜18:00まで三井ガーデンホテル奈良3F
ロビーにて行います。
《例会場名称変更》
7月1日(金)より「ホテル日航奈良」
生駒ロータリークラブ
《例会場変更》
日 時:6月29日(水)18:00〜
場 所:奈良パークホテル(奈良市宝来4-18-1)
◎ビジター受付は6月29日(水)17:30〜18:00まで、「アントレいこま@」6Fで行います。
親睦委員会
 26日に第四回親睦ゴルフコンペを開催しました。20人の方の出席をいただきました。扇谷さんが1位で優勝です。ナインアンダー。2位が小西さん、3位が福本さんでした。
IT委員会
 本年度最後、第5回インターネット教室を6月22日(水)13:30から奈良マーチャンシードセンターで行います。「これで安心!コンピュータウイルス対策!」「オンラインゲーム・コンテンツを楽しもう」「ワードで案内状を作成しよう!」など盛りだくさんの内容をご用意しています。最後に質疑応答、卒業式を予定しています。初めての方もご参加いただけます。今年度は今回が最後ですので、多くのご参加をお待ちしています。
次年度幹事
 次週の例会終了後、「若草の間」で次年度の理事役員会を行いたいと思います。案内は後ほど送らせていただきます。

東京恵比寿ロータリークラブ「交換卓話」報告と、「愛・地球博」見学会ご案内


北河原さんの卓話にあわせて都合のついた者だけで23日に上京して東京恵比寿ロータリークラブの有志の方々と夕食懇談会を開催しました。その席上で、「愛・地球博」を合同で見学しようという話になり、翌日の例会日に、本日皆様のお手元にお配りしている見学会へのお知らせが決まりました。司さんが地元のロータリークラブの方々と親しくされており、会場では瀬戸ロータリークラブで合同でメーキャップという形を取られるような話でした。瀬戸クラブに入れなかったら別のところでメーキャップする段取りもおつけになっておられるようでした。そのまま貸切バスを利用し、会場では良いところを2箇所ほど見学ができるよう地元のロータリークラブが手配をして下さっているとのことです。その後はみなさんと一緒に「すいめいかん」へ行って懇親会を行い、翌日はゴルフ組、見学組、帰宅組に別れるということでした。箸尾ガバナー補佐からも、ロータリールームが会場にあるんだから合同例会などを計画してみたらどうかというお話もあったようですが、次期会長の楠木さんがお調べになったところ、ロータリールームは満員で取れないということです。折角の機会ですので、ぜひこの機会を利用してご参加いただければと思います。皆さんのご参加をお待ちしています。

ニコニコ箱 本日計55,000円 累計2,583,000円


(平城京R.C 橋本和信君)
 いつもお世話になっております。これからもよろしく。

(高木伸夫君)
 北河原様、交換卓話ご苦労様でございました。楠木会長エレクトはじめ東京恵比寿R.Cをご訪問いただいた会員の皆様ありがとうございました。
(畑中利久君)
 ニコニコに是非ご協力をお願いいたします。
(飯田二昭君)
 畑中様、先日は大変お世話になりありがとうございました。大変好評で、喜んでいただきました。
(楠木重樹君)
 小西様、お世話をおかけいたしました。久しぶりに90を切るスコアを出すことが出来ました。
(坂本高彦君)(山本尚永君)
 ニコニコ協力。
(藤野城市君)
 矢野様、先日は色々とお世話になり誠にありがとうございました。
(楠原忠夫君)
 田中先生、本日の卓話よろしくお願いします。
(橋本和典君)(小池恭弘君)
 田中先生、本日の卓話ご苦労様です。
(小西敏文君)
 ゴルフ2位のお礼です。井上さん、たくさんの協力ありがとうございました。
(有井邦夫君)
 平城京R.C 橋本先生いつもお世話になっております。
(梶本佳昭君)
 5月27日は日本海海戦100周年でした。横須賀R.Cで卓話をさせてもらってきました。はずみで小泉首相の実家にお邪魔させていただきました。
(佐川 肇君)
 5月28日の日本ライフル射撃協会の総会で引き続き副会長に選任されました。担当委員会も増え、出役が多くなり、例会欠席も多くなると思いますが、悪しからず。
(扇谷泰之君)
 本日例会は東京に出張のため出席できません。5月26日第40回ゴルフ会においてたくさんのハンディキャップに恵まれて優勝させていただきました。同組の石野さん 榧木さん清岡さんに感謝いたします。
(中井克彦君)
 先週、長女の結婚式がグアム島であり家族で旅行ができました。青空のもと素晴らしい式でした。第3班の情報集会皆様方ありがとうございました。

本日のお客様 橋本和信君(平城京R.C) 前田正一郎君・今西清悟君(奈良R.C)

ロータリー豆知識 -2004年規定審議会で採択された主な決議案-

25.国際大会を見直して、登録料を安くする。

次週の例会 6月12日(14日は例会変更になります)

年度末家族親睦会@奈良パークホテル 14時〜

会報・IT委員会 潮田悦男、高辻良成、藤井正勝、向井 毅、西田考作、小池恭弘、谷口善之、矢野正美