Nara Omiya RotaryClub

Club Weekly Bulletin 2004-2005 District 2650

No.1256(Vol.26) 2004/11/30 http://naraomiya-rc.jp

ロータリーを

祝おう

奈良大宮RC

クラブテーマ

CELEBRATE

ROTARY

大きな誇り

大きな奉仕

創立:昭和54年1月23日 例会:毎週火曜日 17:30

事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583

例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代)

会長:高木伸夫 副会長:福本良平 幹事:冨川 悟

四つのテスト

1.真実かどうか 2.みんなに公平か 3.好意と友情を深めるか 4.みんなのためになるかどうか

第20回例会プログラム(11月30日)(通算1256回)

 

 1.開会の点鐘 17時30分
 2.ソング 「四つのテスト」
 3.お客様の紹介
 4.会務報告 出席報告・ニコニコ報告・会長報告・幹事報告・委員会報告
 5.卓話
「裁判員制度について」なら法律事務所 所長 朝守令彦様(2004年度 奈良弁護士会 副会長)
 6.閉会の点鐘 18時30分

第19回例会状況報告(11月16日)(通算1255回)

出席報告

R.C.は出席から

会員数

出席免除者数

出席者数

補填者数

出席率

1255回

69

17名

42名

80.77

1253回の修正

69名

17名

44

8

100

会長の時間

法諺 その11 -緊急は法律を持たない-


 船が難破し、二人の遭難者がただひとりだけを浮かばせられる板子を奪いあって、他のひとりをつき落して溺死させたらどうなるか。これは殺人罪になるのか。
小説の中でも題材として取り扱われることがあります。夫婦ともうひとりの男が穂高滝谷の岩壁を登っていました。まず先頭を登っていた夫が足を踏みはずし、これを止めきれなかった妻もつづいて落ちる。いちばん最後の男は辛うじて二人の墜落を止めましたが、一本のザイルに、妻・夫が宙づりの形となり、このままでは三人の墜落死は時間の問題となりました。その時、妻は、ポケットからナイフを取り出し、自分と夫との間のザイルを切ったのです。夫は当然墜落して死亡するに至ります。妻は殺人罪になるのでしょうか。こんな事件もありました。実際に起った事件ですが、1972年にアンデスの山中で飛行機が墜落したとき、生存者は、救出されるまでの間、死者の肉で飢えをしのいでいたのです。この場合死体損壊罪(刑法190条 死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する)は成立するのかということが議論されます。刑法は「自己又は他人の生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない。」(刑法37条)と規定しております。これを「緊急避難」の法理といっております。
 この「緊急避難」は、皆さんご存知の「正当防衛」と合わせて「緊急行為」と総称され、とっさの際、何とか自分の身を自から守る自然本能の行動を法規で正当化したものであります。人間の原始の姿を法の中にみることができます。ところで、「正当防衛」と「緊急避難」を比べてみますと、「正当防衛」は不正な行為に出た者が、何も悪くない人から反撃をくらう場合でありますから、被害を受けることはいたしかたがないといえるのでしょう。正に「身から出たサビ」といえます。即ち、不正対正の関係において成立します。しかし、「緊急避難」の場合は、たまたま、近いところに居合わせた別段悪くもない人や物が、それ自身には何の責任もないのに、その危難のつけをまわされてひどい目に会うことが想定されているのです。「正当防衛」と異り正対正の関係で成立します。そこで、正対正の関係で成立するこの制度にはきびしい条件がつけられることになります。一つは、「やむを得ずにした行為」であること、二つ目は「これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り」ということであります。何でもかんでも「緊急避難」の口実でやってのけるというようなことは許されません。

卓話

私の諸雑感  (新入会員・矢野正美君)
 私が電電公社、今のNTTに入社して33年以上が経ちます。入社の動機は、当時、電気通信の世界が格好良く見えたということもありますが、やはり社会の役に立ちたい、通信回線遮断等の際には復旧を手がけ、世の人々に喜んでいただきたいという気持ちでした。
 私は「岸壁の母」で有名な京都北部、舞鶴の出身です。厳しい両親の下、幼い頃は左利きの私が食事の際に左手で箸を持つと、容赦なく手を叩かれました。お陰様で私はスポーツを除き、日常生活は食事もすべて右手で出来ます。私はこの厳しかった躾を有り難く感じていますが、現在では時代にそぐわないかもしれません。若者が自由奔放にナイフ・スプーンを持つ姿などを見ると、平和な時代と重なり、その自由さを羨ましく感じる時もありますが、反面、「青少年の育成問題」という点から考えますと、多種多様な考え方、好きなものがいつでも手に入るという「平和日本・飽食日本」の実情が見えてきます。我がクラブの高木会長の会長方針にも「青少年問題への取組強化」がありますが、青少年に物の有り難さ、物の尊さをもっと徹底して教えるべきではないか、現状に危機感を持ち、逃げることなく心の教育についても取り組んでいくべき問題ではないかと私は会長方針に重ねて考えています。私自身も三人の子供を持ち、真摯に前向きに、人任せにせず子供と対峙してきたかと振り返りますと、反省点も多々あります。昨今は少年犯罪が凶悪化、低年齢化していますが、取り締まりは勿論、その前段階として、親の手では不可能な事などについては、奉仕活動の立場から深く関わっていくことが必要ではないかと常に考えています。
 私は学生時代、「文武両道」を意識していましたが、高校一年終了時に限界を感じて、学問とスポーツどちらを取るか悩んだあげく、スポーツを取りました。私の父は帝国海軍海兵団の教官であっただけに、長男の私に対して特に厳しく、「頼んで勉強してもらっているわけじゃない。スポーツは、余分にやらせているだけだ。言い訳は聞かない。決勝戦で負けようが一回戦で負けようが負けは負けだ。やるからには勝つのだ」が口癖で、私が持ち帰った優勝旗を家の廊下に置いても褒めてはくれませんでした。当たり前だということです。結果的に、私はバレーボールをやっていましたが中学府下大会優勝、高校でインターハイ、国体、インカレ等出場という成績を残すことができました。この「決勝戦でも一回戦でも、負けは負けだ」という父の教え、精神は、今の私の社会生活においても大きな支えになっています。本当に有り難く思い、改めて亡くなった父に感謝しています。
 さて、電電公社に入社してからは、人事、人員流動の関わりを持つ部署にいました。平成11年に京都へ帰って、初めて営業畑の現場営業所長に着任しました。NTTはもともと地域密着の観点から、地元のロータリークラブ、あるいはライオンズクラブに所属しております。私もライオンズクラブのメンバーとなりましたが、3年目に入った時、役職者が退会、その他の方々も退会というような状況になってしまいました。クラブ全体に与えた衝撃は非常に大きく、「勢い」がなくなったクラブは、連鎖反応的にどんどん小規模化していったのです。まさに「悪貨が良貨を駆逐する」の諺どおり、悪い考え方がどんどん我が物顔にはびこり、おかしな考え方、後退した考え方が広がり、まるで蝕まれるように組織が弱体化していきました。また「1人1会員」「会員増強」と言いながら、際立って誰も動かない。トップ自らが率先垂範し、行動を起こせば誰かが、皆が動くようになるはずです。3年目の会員だった私も意識して自分で会員増強に働きました。しかし、心の中では、「勢い」がなくなり、衰退していくクラブに推薦し、入会して頂いて果たしてよいものだろうかという葛藤もありました。「勢い」というものは、何事においても一番大事なことではないだろうかとも思いました。他方、誰かに任せていればよいとういう考え方も問題になり、「勢い」のある企業等に任せていればよいという考え方も蔓延していたのです。
 私はこの経験から、中心となる役職者が先頭に立ち、増強に対して勇気ある行動と、明るい未来へつながるクラブライフを信じて、半ば死語となった言葉ですが「挙国一致体制」に似た全員によるクラブ活動が必要であったと確信しました。中国の有名な「三国志」の中に、私の大好きな言葉があります。「事を成すは勢いに有り。その勢いを作るは、人にあり」です。物事・施策を実行する時は、元気な勢いある考えで、進まなくてはならない。その勢いある考えで進まなくてはならない。その勢いを作る源は、実行する人間・リーダーにあるのだ、というような意味です。リーダーが、メンバー全員を統率し、まとめ上げ、そして勢いや弾みをつけて行動することです。私は、いつも社内業務遂行時、絶えずこの言葉を意識して行動してきました。苦しくともリーダーとして旗を振る時は、無言で実行するよう配意しています。たとえ「カラ元気」であっても先頭に立つのです。この考えが、今振り返りますと、私が所属していたクラブに欠けていたのではないかと思います。それ故に、奈良大宮RCに入会させていただいた現在、和気藹々と職業上の相互関係を保ち、信頼と円満の中、他人に対する思いやりと、他人を助ける奉仕の理想を追求しているロータリアンの姿に、メンバーが結束しているクラブの姿に敬服し、一層当時のことが痛切に感じられます。所属したこの二つのクラブの「違い」ということを、肌で感じられた喜びというものを、今後のクラブライフや奉仕活動に活かしたいと考えます。私は、この経験による「違い」というものを、早くわかり感じた方が勝ちだと考え、たとえば家庭においても、隣の家庭と自分の家庭との違いがあるということを子供たちにも伝え、違いのわかる経験豊富な人間になるべきであると話しています。私自身のためにも、在籍させて頂いている限り、伝統と歴史ある奈良大宮RCの人生経験豊富な先輩ロータリアンと真摯に話し合い、様々なことを教えていただき、相互親睦を更に深めたいとも考えています。
 ここからはNTTの業務について、少しPRめいた話になって恐縮ですが、現在は「電話の世界」から「インターネットの世界」へ、いわゆるIT(インフォメーションテクノロジー)社会の時代です。ご存知のとおり固定電話が減少し、携帯電話が主となってきました。また全世界がインターネット社会として急加速度的に歩みを速めています。パソコンも一家に1台、個人で2台3台と所有する時代であり、1千万人もの人がインターネットを利用しています。ネットワークもブロードバンド化し、大容量の情報データが瞬時に送受信できるようになりました。その中で、私どもNTTはアクセスラインとして、光回線を情報化社会の主流と位置付け、「Bフレッツ」をおすすめしているところです。そして、NTTは2010年を目標年度とした鮮明な動画像をやり取りできる光ファイバー回線を単独で国内3000万世帯・事業所に切り替えることとし、投資負担は5兆円にのぼる見通しです。今、現在が6000万回線ですから約半分の世帯・事業所が光回線で結ばれることになります。こうなると、生活や仕事の方法も一変し、在宅のまま診断が受けられる遠隔医療や介護サービス、遠隔教育等の利用が可能になりあらゆるサービスのすそ野が広がることになります。高年齢の方には電話の方が馴染み深いと思いますが、どうか世の中の時宜にかなったツールとしてインターネットもご利用いただきたいと思います。手紙しか連絡方法がなかった時代に対し、このようなインターネットが出来る時代にいる幸せを、是非ともまだ経験されたことのない方にも経験していただきたいと切に願っています。
 私ども奈良大宮RCにもホームページがありますが、私も初めて開いた時に大変感動しました。先のガバナー公式訪問の際も絶賛された旨お聞きしましたが、この素晴らしいホームページを未活用の方にも早く活用いただきたいと思います。IT会報委員会の潮田委員長や高辻副委員長、また植村様など立ち上げに携わった方々には敬服の至りです。昨年、ご好評いただきましたインターネット教室についても、全く初めての方のコースも含め、HPの開き方なども計画し、別途ご案内いたしますので皆さん奮ってご参加下さい。
 近年は情報通信の世界にも競争原理が導入されましたが、NTTは従来同様引き続き、社会生活の中に不可欠なライフラインの確保という使命感を持ち、日夜、通信回線の保守等、お客様サービスを第一義と考えています。先般、奈良県大塔村において、大雨による大規模な地盤崩落事故がありましたが、私も現場に行き、その凄まじさに言葉を失いました。24時間昼夜を問わず、この災害復旧にあたったのもNTTグループですが、まずお客様の前に出て通信インフラ整備、すなわちライフラインを確保するのはNTT以外にありません。そのためにNTTは存在します。これがNTTの責務であります。どうか従来以上にNTTにお任せいただきたい。これが私の本音であります。最近、固定電話における電話方式が、いわゆる他社ドライカッパ電話方式なるものがあたかも安いが如き宣伝、コマーシャルが多々ありますが、この場をお借りして、それらは十分対抗可能な料金水準であること、また他社提供エリアも限られるため必ずしも利用できない等、サービス水準が画一でないことを重ねて訴えさせていただきます。
 最後に自己の是も含めて一言。所詮、企業・組織を動かすのは、人であります。自己の職場と職業を愛しきらない人間にはなりたくない。なぜなら、人生の大半の時間を過ごす職場と職業であるからです。これが、私の長いNTT人生の集大成に近い「是」であります。いずれの職場、いずれの組織においても、また、ロータリークラブライフにおいても、友愛と互譲の精神を持っておれば、必ず、そこには、充実感・達成感溢れる「道は拓ける」と考えております。職業を通じて、地域社会に奉仕する事を原点とし肝に銘じ、奉仕の心を育み、自己を改善することが「職業奉仕」と私は思っています。電話やインターネットの使用方法で何かあれば私にご連絡下さい。今後ともよろしくご指導願います。

会長・幹事・委員会報告

幹事報告

 例会臨時変更及び休会のお知らせ
 桜井ロータリークラブ
 《例会変更》
 日時:12月8日(水)→12月4日(土)17:30分〜に変更 (家族忘年会による移動例会のため)
 場所:奈良ホテル(奈良市高畑町1096 TEL 0742-26-3300)
 ◎ビジター受付は、12月8日(水)、例会場(桜井市まほろばセンター内)で12:00〜12:30まで行います。
 《例会休会》
 @日時:12月29日(水)(定款細則第5条第1節による)
 A日時: 1月5日(水)(定款細則第5条第1節による)
 ◎ビジター受付は行いません。
 あすかロータリークラブ
 《例会変更》
 日時:12月16日(木)→12月19日(日)17:45分〜に変更 (家族親睦忘年例会のため)
 場所:ザ・リッツカールトン大阪
 ◎ビジター受付は、平常通り12月16日(木)、12:00〜12:30まで橿原ロイヤルホテルで行います。
 《例会休会》
 @日時:12月23日(木)(定款細則第5条第1節による)
 A日時:12月30日(水)(定款細則第5条第1節による)
 ◎ビジター受付は行いません。
 大和高田ロータリークラブ
 《例会休会》
 日時:1月4日(火)(定款細則第5条第1節による)
 ◎ビジター受付は行いません。
 

社会奉仕委員会
 11月14日の大宮街区公園の清掃奉仕には多数の方にご参加いただき、おかげさまで無事に終了することが出来ました。誠にありがとうございます。12月は第2週の5日(日)、9時から行います。早めに来て下さる方もおられますが、9時集合で結構ですのでよろしくお願いいたします。

友好委員会
 11月30日に大宰府の方が2名来られます。

2004-2005年度 地区大会 2004.11.20.sat21.sun @敦賀市

ミャンマーからのお客様   椎名誠氏
千 玄室氏 神谷保男ガバナー 菅生浩三氏

お客様の紹介  大阪東RC 藤村達夫君  奈良東RC 藤本宜史君

ニコニコ箱 本日計51,000円 累計1,119,000円

(高木伸夫君)
 長男が結婚いたしました。大変嬉しいです。
(松岡嘉平治君)
 84歳の誕生日を無事迎えることが出来ました。元気で生きられることに感謝します。
(中井一男君)
 誕生記念、結婚記念のお言葉をいただきありがとうございます。年のことは言わないようにしております。
(山本尚永君)
 結婚記念日のお花ありがとうございました。妻も大変喜んでおりました。来年もお花をいただけるよう頑張りたいと思います。
(向井 毅君)
 結婚記念日ありがとうございます。
(清岡正教君)
 11月7日の誕生日でした。ソングありがとう。
(矢追家麻呂君)
 11月13日の誕生日のお祝いソングありがとうございます。
(中嶌 大君)
 白いリボン代お支払いいたします。
(坂本高彦君)
 誕生日お祝いありがとうございます。
(矢野正美君)
 卓話に寄せて感謝いたします。
(藤野城市君)
 矢野様、本日の卓話ご苦労様です。楽しみにしておりますので頑張って下さい。
(有井邦夫君)
 楽しいことがありました。感謝!


(扇谷泰之君)
 畑中さん、西梅田店開店おめでとうございます。立派で驚きました。
(榧木八洲夫君)
 本年初めて、私プロデュースのおせちが阪急百貨店のカタログに載りました。現在のところ順調です。おせち料理のご用命は、笹井会員の奈良ホテル、畑中会員の桃谷楼、増井会員のなべ屋敷、そして私と、よろしくどうぞ!!

本日のお客様 米山奨学生 田 然さん

ロータリー豆知識 -2004年規定審議会で採択された主な決議案-

3. 新クラブの結成の際、1つの職業分類につき2名の会員を認める。

次週の例会(12月7日) 卓話「クラシック音楽の源を辿る」大阪音楽大学、相愛大学講師 坂本利文様

会報・IT委員会 潮田悦男、高辻良成、藤井正勝、向井 毅、西田考作、小池恭弘、谷口善之、矢野正美