奈良大宮ロータリークラブ山歩き同好会第86回

 

京都北山金毘羅山572m 金毘羅山にて初歩の岩登勉強会 写真提供(小池会員)

 

平成18年1月15日 晴 参加者 麹谷・小池・飯田・中井克・橋本・向井・向井奥様・増井・増井あきら君・東田 10名
京都歯科医師会山登り会  鈴木会長・村井・松尾・志賀・吉川 5名   総勢 15名

 午前7時25分 西大寺発京都行に乗車。寒波 雪山登山の予定で全員、アイゼンを持参、車内で今日はロッククライミングの真似ごとをするとの 小池リーダーの説明 ザイル等は京都の医師会の先生方が準備していただいているとのこと、山歩きはともあれロッククライミング等あまり重きに思わず全員元気に出発した。京都バス戸寺停留所 9:00着
 鈴木会長の出迎えを受け戸寺を出発 登山口の少し手前で京都のメンバー全員と合流。 AM9:35 登山口より通常のコースとは別に直登に近い道を登る、道だか 溝だか解らない昨日の雨で雪はほとんど解け、足下は岩が目を剥き雪解けの水でずるずる 京都のメンバーは慣れたものスイスイと登って行かれる様に見える。
 第一の岩場ゲートロックにと到着し一休み(AM9:45)。第二の岩場ホワイトチムニ(エントツ)に到着(AM10:02) ほとんど道のない所を直登して来た様に思える、今日のロッククライミングの練習場 Y懸垂に到着 AM10:20
さて、この岩場からが驚きの連続 京都の村井さんは 日本100名山を全て完登された方 77才で参加された、松尾さんはザイルを肩に約10mの垂直に近い岩場をスイスイと登られたのには、驚いたと言うよりビックリした。
自分たちも同じことが出来るかとなると………岩場の上からザイルが下ろされ、下の木に片方を止めて1人づつ保護具を腰に取付け絶対に落ちても大丈夫にしていただき、1人づつチャレンジ。
 経験者の小池リーダー以外全員初めての経験「指と足の爪先だけで崖を登る」実際に体験してみると、あと3cm手が長かったら指のかかる所に手が届く、あと5cm足が長かったら岩場に爪先がかかるのに………たちまち岩場の中程で登りも出来ず 下りも出来ず崖に張りついたまま……どうにもならない この時ばかりは………  仕事の事も家族の事も夜のネオンの事も何も考える余裕なし? ただ現状打破あるの、一生懸命落ちたら終わり 自分の負け!!全員登り切る事が出来た。今後はロープを使って岩場をスイスイ飛ぶ様に降りる訓練 小2の増井あきら君がお父さんの心配をよそに、困難な場所を選んで立往生、しかし考えて上り切り成功!! お父さんのホッとした顔………
 次の場所は高さ20m北壁の右壁 日影なので岩が冷たい指先の感覚が痺れてなくなる程 岩は水でずるずる最初の3m程が登れず、何度もすべり落ちそうになる 登り切った時は全精力 全体力を使い果たした身体と登るきった達成感とが入り混じり、一瞬座り込んでしまった。
 全員 すばらしい体験をさせていただいた、京都のメンバーに感謝 感謝です。
昼食はPM2:00より全員で乾杯の後、チゲ風ちゃんこ鍋で舌づつみ大きな鍋も全員で空になった、嗚呼 うまかった。

一句
◎ 崖っぷち 登りて知るぞ 真の心を
◎ 崖のぼり ロックの醍醐味 満喫し
◎ 岩肌に しがみつく指命がけ 必死と言う字が ありのまま

昼食後、金比羅山(572m)山頂へ  祠三壷大神に拝礼 PM3:20
 金比羅大観見よりの展望は雪化粧の比良山を一望に出来た、下山はハイキング道をたどる 琴平神宮社PM3:40 戸寺バス停PM4:30着 無事下山を祝して乾杯。本日の山歩きはロッククライミングの訓練そのものに尽きました。すばらしい又とない体験をさせていただいた京都のメンバー皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

東田 幹章 記