日本列島最北端利尻岳登山1719米登頂記録

 

日時 平成17年7月16日〜18日

 

参加者:麹谷 小池 飯田 中井克 楠原 向井 橋本 植倉 東田 

  

 日本百名山の一番の山、利尻岳は日本最北端に位置する。別名その優雅さ雄々しい姿から利尻富士と呼ばれ,信仰と登山者のあこがれの山として親しまれている。

 我々、奈良大宮RCNOMC会のメンバ−は1年前より計画を立てて、この日の到来を夢に見、わくわくしながら、ちょつぴり不安ものぞかせて心待ちにしていたのが真実です。全員 関空に9時30分集合

午前10時30分関空より一路稚内へフライト、約2時間半着後、日本最北端の地宗谷岬に向かい、全員それぞれの思いで最北の地に足跡を印した。

 

   「名花咲く宗谷岬に我ら来て、最北端よりノサップ望む」

 

 昼食は和牛(黒牛)に舌づつみ、いよいよ稚内フェリ−にて利尻島へ‥‥

カモメが船に付いてくる、餌のパンを投げると風に流されながらいつまでもついてくる。一句 利尻向けカモメの群れ飛ぶ波の華  利尻島が見えてきた。その姿は

日本一の富士山を北端の地、利尻へ持って来た様だ。1719M 明日はあの頂上に登るんだ〃 心がはやる 何だか身ぶるい 風が強い 一句

 

   「皆んなして明日は登るぞ利尻岳  あこがれの利尻頂上 雲なびく」

     

 旅館 田中家へ五時半到着 明日に備え食事後 朝三時出発のこととて早い目に就寝(明日の天候を気にしながら)旅館より3時出発 登山口より3時半全員点呼確認後 真暗な中頂上目指し出発 往復12qの行程 所要11時間の予定 間もなく3合目の命の水「甘露水」に到着 利尻岳の伏流水の水で30年前の氷が凍けて流れ出している冷たいミネラル一杯の水だ。これより頂上まで1滴の水も出ない。4合目まで約1時間 1時間で1合目登るペ−スだ。5合目位より樹木がだんだん低木となり6合目見晴台より這松(松の木が這う様に育っている様)笹竹等の間に登山道があり1人通れる位の道幅 足下は がれき 石ころばかり、行けども行けども急坂で、岩場あり ロ−プにつかまって登る。時々我等パ−ティを追い越す人達に道をゆずる。

 先鋒 向井 後鋒 植倉 その間に7名お互いに気遣いながら、励ましながら全員の力で一歩一歩又一歩登る。7合目雨が横なぐり全員合羽着用 8合目迄くると 急坂の上 風が台風並み ロ−プにしがみつき飛ばされるのを必死で耐えて一歩一歩

   〃最後の難関9合目 沓形分岐より利尻山頂を目指す〃

 

 岩場 岩場の連続 最終はロ−プにつかまり70度程の急斜面をよじ登る。一人又一人助け合いながら全員山頂に立つ (平成17年7月17日午前9時35分) この感激は筆舌では表せない何かがぐっと胸にこみ上げてき目頭が熱くなったのは私1人ではないと思う。全員山頂お社に参拝後、登頂記念撮影そして乾杯 ほんとうに実感として全員登れて良かったと思う。それ程 厳しく雄々しい山でした。今回の山登りは1年に及ぶ綿密な計画と、麹谷会長の利尻に登るんだ〃の確固たる信念を全員に伝え浸透させ小池リ−ダ−の指導の下に全員がぞれぞれの役目を担当して、全員一糸乱れぬ抜群のチ−ムワ−クで庇い合い励まし合い全員で利尻岳登頂を勝ち取ったことは、ぞれぞれの心の中に人生の1ペ−ジとして深く刻み込まれる事でしょう。

 

   「全員の力合わせた頂上だ 利尻の富士に花咲き乱る」

 

   「大宮の我等が完登 利尻岳」

 

   「あこがれの花咲き競う利尻富士 我等大宮 心の絆」

 

   「上りも険わし、下りももっと険わし 全員無事下山 15時30分」

 

 所要時間12時間でした。

 

 下山後の喜びは利尻富士温泉につかり,夜は懇親会で盛り上がった。18日は早朝ペシ岬の頂上より利尻岳を眺め又感激 その後利尻島一周の観光。あちらこちらで伏流水が湧き出 どこから見ても利尻島は雄々しく、あの頂上に皆んなで登ったんだよくぞ登ったんだと、誰言うともなく利尻岳の方角が変わる度に口について出る、それ程印象深い山でした。昼食は海鮮問屋でウニいっぱいの食べ物 生ウニ 焼きウニ

   

   「ウニ丼 ああうまかった」

  

   「利尻ウニ うまいうまいと舌づつみ」

 

   「夕刻思い出の利尻を後にし帰路についた」

 

   「さらば利尻よ 又来る迄には しばし別れの思い出にじむ」

 

   「恋し なつかし山頂みれば ペシの岬にカモメ舞う」

 

役割分担

渉外担当:麹谷

医療担当:飯田

共同装備担当:小池・中井克・向井 

会計担当:楠原

食料担当:橋本

記録担当:植倉 

クラブ原稿担当:東田

 

2005.7.20 東田 記