会長挨拶

 

会長方針  2006〜2007年度 奈良大宮ロータリークラブ 会長 清岡 正教

 

 2006年〜2007年度の奈良大宮ロータリークラブ会長に選任され、光栄に思いますと同時に、責任の重大さを痛感しております。親睦と友愛を目的として出発したロータリーも長い歴史の中で変革を遂げ、奉仕と言う大きな柱を加え、現在では、親睦と奉仕が2本柱となっています。
 さて本年度より、ロータリーの組織がCLP(クラブリーダーシッププラン)の導入により、大きく枠組が変わりました。5つの常任委員会が新設され、その委員会に小委員会が構成され、非常に簡素化されたことにより組織がわかりやすく、事業の継続性を重要視するため長期の計画が容易になりました。CLP導入により
・プロジェクトおよび、意思決定の継続性、意思決定および目標設定の際のコンセンサスが得やすい。
・ クラブ指導者の活動の場の拡大と強化。
・ クラブ指導者の継続性
・ クラブ活動における全クラブ会員の参加が得やすくなる
以上の様な利点をあげる事ができます。
本年度のRI会長、ウイリアム.B.ボイド氏が提案されたテーマ、
『率先しよう』−親睦と奉仕を通じて明るい未来をもたらすために、ロータリアンが力を合わせて率先(LEAD THE WAY)していくことです。
 皆さんが、ここにこうして集まっておられるのも、ロータリーが好きだから、
ロータリーの繁栄を望んでいるからに違いありません。皆さんはロータリーのリーダーであり、ロータリーのリーダーであることの意味をご存知のことと思います。
 ロータリーにおいては、他の会員より偉い会員はただ一人として存在しないということを肝に銘じておくこととも言えるでしょう。他より重要な責務に携わる会員はいますが、他より重要な会員はいません。一人一人のクラブ会員、クラブ会長、理事、委員長みな等しくロータリーの一部であり、ロータリーの将来の一部なのです。又、国際ロータリー第2650地区のテーマは「絆」−(奉仕の感動を分かち合おう)です。
 地域の方との「絆」、家族との「絆」、ロータリアン同士の「絆」を深め協力して奉仕を行わなければなりません。
そして奉仕の「輪」が広がり、明るい未来を築いていくことになるでしょう。私たちロータリアンは、その先頭に立って率先していかなければなりません。
 「ロータリーとは、人道的な奉仕を行い、あらゆる業務において高度の道徳的水準を高めることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した事業および専門職務に携わる指導者が、世界的に結び合った団体である」というロータリーの理念を踏まえた上で当奈良大宮ロータリークラブでは、次の7点を本年度の重点目標とします。


1、クラブの効果的な親睦活動を実施する
 例えば親睦活動のあり方→家族会等、新入会員歓迎会、情報集会−5つのプロジェクトの集会、プロジェクト委員会の集会、その他(早朝例会・合同例会等)


2、クラブ会員の意識の向上をはかる
 ロータリークラブでのほとんどすべての会員身分は「職業分類の原則」に基づくものです。
事業および専門職務の道徳的水準を高めること。あらゆる有用な職業は、尊重されるべきであるという認識を深めること。そしてロータリアン各自が業務を通じて社会に奉仕するためにその業務の品位をあらしめること。
四つのテスト−言動はこれに照らしてから−
・真実かどうか
・みんなに公平か
・好意と友情を深めるか
・みんなのためになるかどうか
以上、自己評価を促すものです。職業上のどのような慣行が許されうるものか文化によって異なりますが、四つのテストの精神は、あらゆる文化に属する人々の簡単で実際的な指針となります。


3、例会への積極的な参加
 「例会は紳士、淑女の道場であり、修練の場である」会員同士が、いつでも話し合いが出来る場が例会だと思います。
例会が親睦の原点であり、会員間の友情と信頼の絆でむすばれる場でもあり、年齢の異なったロータリアンがいるなかで、会員自身の修練の場にもなります。又、近隣のロータリーの例会にも参加し、他のロータリーの会員とも親睦を深める機会を多く持ちたいと思います。ぜひ、行動してください。


4、会員数を維持し増強をはかる
 30周年には80名近いメンバーが必要と思います。ガバナーを出したいと思います。増強を行なう為に3年間の計画的なシステム作りをすること。毎年継続して委員長に伝えていくこと。(パンフレット等が必要)

 現在奈良大宮RCでは、30歳代1名、40歳代12名、50歳代21名、60歳代22名、70〜80歳代15名、平均年齢60歳です。どのような組織でも自然に任せると、会員の高齢化、病気あるいは転勤や引越しなどで会員が減少してきます。ロータリー・クラブも例外ではありません。ですから、会員増強が不可欠なのです。
 1. 新しいロータリアンはクラブに斬新なアイデア、新しい活動分野をもたらし、クラブの活力を増します。
 2. 知り合いが広がり、奉仕の力が高まります。
 3. ロータリー財団プログラム参加者が増え、ロータリーの使命を推進することができます。
新会員は、将来のロータリー指導者であるばかりでなく、クラブやロータリーの長期的存続につながります。


5、成果のある(継続性のある)奉仕プロジェクトを実施
 私たちは職業人の集まりであり職業を通じて奉仕することが出来る唯一の組織であります。会員全員の力を一つにして、地域社会へ帰せる力がありますと同時に率先する力があります。
 クラブ奉仕は効果的なロータリー奉仕の中枢に位置します。奉仕部門が効果を上げるためには、クラブ奉仕が円滑に運営されていなければなりません。クラブ例会に出席したり、クラブプログラムに参加したり、委員会活動に加わったり、会員増強を推進したりすることで、誰もがロータリークラブの役にたちます。
 奉仕部門の重要な要素は親睦です。親睦があればこそクラブ会員は高い出席率を維持し、力を合わせ、他者への奉仕に最大限の成果を達成しようという意欲をもつのです。


6、ロータリー財団の支援
 ロータリークラブは場所を問わず一つの基本的理想を持っている、それが奉仕の理念で、他の人々の思いやり、他の人々の役に立つことであるとRIの公式名簿の裏表紙に書かれています。他の人々に役立つ具体的活動をしているのがロータリー財団です。


7、ロータリーに関する情報を一般社会に広報する
 我々奈良大宮クラブは色々な素晴らしい事業を行なっていると思います。
それをマスコミ、地域の人々、看板など色々な事業を通じて広報していくことによりA、Cにも寄与できると思います。
 本年度は、最初にも述べましたように新しいクラブ組織が始まることとなりました。
この一年間ロータリー活動を行なうにあたり、ロータリアンとして会社の健康、家族の健康、自分の健康を大切にする事を願い、会員及びご家族の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。