奈良大宮

ロータリークラブ

No.1399

Vol.29

2007/12/22

2007-2008/25

Club Weekly Bulletin

Rotary International District2650 Nara Japan

http://naraomiya-rc.jp/index.htm


  創立:昭和54年1月23日   例会:毎週火曜日 17:30   E-Mail:info@naraomiya-rc.jp

  事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583

  例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代)

  会長:成田 積 副会長: 小林一士 幹事:中村信清


  四つのテスト

・ 真実かどうか 

・ みんなに公平か 

・ 好意と友情を深めるか 

・ みんなのためになるかどうか

 2007〜08年度

第2650地区のテーマ

 

『おもいやり』


国際ロータリー第2650地区
ガバナー 橋本 長平


例会プログラム 第25回12月22日 通算1399回

例会状況報告 第24回12月18日 通算1398回

1.開会の点鐘 17時30分

2.ソング 

3.お客様の紹介

4.会務報告

 
5. 閉会の点鐘 17時50分

6.友愛例会 年末家族例会

R.C.は出席から

1398回

1396回の修正

会員数

70名

70名

出席免除者数

19名

19名

出席者数

54名

54名

補填者数

-

4名

出席率

79.37%

93.55%


◆ 第24回 12月18日の例会報告 ◆

環境新時代への取り組み」

NPO法人奈良環境カウンセラー協会 理事 楠下孝雄氏

 

 私は、松下電工に入社しまして総合技術研究所で科学関係の研究開発を十年間やった後、昭和42年、45年、46年あたりに公害問題が発生しまして、会社の全体の環境管理の仕組みを作っていこうということで昭和50年から環境の仕事に携わってまいりました。その間に、省資源、省エネルギー、地球環境問題が出てまいりましたのは平成になってからです。公害的な問題がほぼ片付き、地球環境が非常に重視される時代が来るということで、先を見た作戦を考えなければいけないと思っていた時に、私どもの三好元副会長が経団連の副会長を拝命しており、経団連で環境憲章を作ったと聞きましたので、会社としてもそのような憲章を作って進めていくことになりました。それが発端で色々な地球環境問題に関係するようになってまいりました。
 私は奈良環境カウンセラー協会に所属しておりますが環境カウンセラーというのは、環境の部署に登録されたメンバーで奈良の地域のメンバーが中心で構成されています。
環境問題には以前は従来型の環境問題がありまして地域的な規模が中心であり、産業公害が中心となっておりました。ここ10年ぐらい地球環境問題という形で、エネルギーあるいは資源に関する問題が中心になって動いてきております。最近は特に温暖化の影響で異常気象が多く起こりまして、最近ではバングラディッシュで非常に大きな災害が起こり、数千名の方が亡くなったということで非常に大変な事態になっております。異常気象の原因は地球環境、特に温暖化の影響であるということはほぼ間違いないと証明されてきたわけです。
 こういった問題の対策としては1972年に、スウェーデンのストックホルムにてローマクラブが発表いたしました。その後20年経ちまして1992年にブラジルのリオデジャネイロで『アジェンダ21宣言』というものが出されました。20世紀では大量生産大量消費という時代でありましたけれど、21世紀は、資源を節約した循環型の社会にしなければならないということで、各国の元首が集まって国際会議で決定されました。その92年から4年間かけて具体的な仕組みを作ろうとしたのが国際環境マネジメントシステム(ISO14001)であります。従来の地域環境問題の場合はなんらかの対策をとれば地域で解決できていましたが、最近の環境問題は国境がありません。従って、資源エネルギーの循環を強化して、まず一つに循環型の経済社会を作る、それから各組織に自主管理が必要であるということです。従来までは、公害対策では規制があるからやるという形でしたが、自主的にいろんな対策をしていくという形になっています。三つ目に特定の問題のみでは環境問題は解決できないので国際協力は必ず必要であるというとこです。この三つの柱を中心にして環境対策を進めてきたわけです。
 この流れで国内の法律も改正されてきまして、環境基本法、従来は公害対策基本法でしたが、公害対策だけでは地球環境問題に対応できないので平成5年に環境基本法が施行され、6年に環境基本計画に具体化されました。この環境基本計画をベースにして都道府県の条例も制定されています。奈良県の条例もこれに基づいて規定されています。この環境基本計画は4つのキーワードで構成されています。ひとつは資源エネルギーの循環、二つ目は自然と人との共生、三つ目は全員参加、従来は特定の企業なり組織がやっておればよかったのですが現在は全員参加が基本です。四つ目は国際協力です。
 奈良県でも昨年度新奈良県環境総合企画ということであらたに見直しをし、その中で重点プロジェクトが設定されました。次の5つの重点プロジェクトがありまして@ストップ温暖化、A美しいふるさと奈良創生プロジェクトということで、世界遺産を活かしたあらたな魅力作りを進めていこうBごみゼロ奈良推進プロジェクト、C万葉の清流再生、地域での取り組みが必要ですのでD地域環境力向上プロジェクト 以上で奈良県の総合計画が進められています。
 平成20年来年度環境省の重点施策として、地球温暖化対策として低炭素社会を作りということで、CO2が結局温暖化の原因になっておりますのでこれを削減する目標になっており、2050年半減の目標で来年洞爺湖サミットを開催して具体化をはかることになっています。それから自然共生社会づくり、特に、奈良県の全小学校では森林環境教育を強化していくということで進められています。循環型社会形成のための取り組み、国際提携、協力の強化、環境に配慮した事業活動の促進、経済のグリーン化、環境を活かした地域づくり、安全を確保できる生活環境行政の推進これらが、環境省の重点施策です。
 インドネシアのバリで行われておりましたCOP13の中でバリ・ロードマップが発表されましたのは、現在参加されていないアメリカとか中国、そしてインド、こういった国も参加することになりそれらも含めて2013年以降の次期枠組みが決定されたということです。IPCC(12月10日にノーベル賞を受賞されました機関)によると温暖化は明白である、原因は人間活動である、と言い切っています。特に先進国では温室効果ガスを2020年までに1990年に比べて25から40%削減、2050年には半減させる必要があると報告されております。半減といいますが、日本で言うとエネルギーの使用を昭和40年頃に戻さないと半減しません。これをどうするかということで省エネルギー法が改正されました。全国規模で来年以降省エネに対してはかなり厳しい管理が必要になると思います。次に新技術の活用展開で、燃料電池やバイオマスも開発されており実証テストも済んでおりますし後はコストの問題だけという事例が多いようです。それから、効率の悪い商品は販売しないというようになって、環境配慮商品が活発に開発されています。燃料電池バスなどもかなり増えてきています。それから技術だけではなく、特に環境問題というのは結局個人の心構えに非常に左右されます。ライフスタイル、ビジネススタイルも共に環境に合わせて切り替える必要があると思います。ひとつは昔の暮らしを思い出すことも大事なことです。木を植えるなど身近に出来ることをやっていくことが大切です。ビジネス面でも環境に配慮したビジネススタイルということで、ムダ・ムラ・ムリを省いて結果的に利益を生み出す仕組みを作っていく必要があります。環境経営という言葉を使うと、品質、価格、納期、顧客に環境配慮を加えていただいてすべての流れの中で環境に配慮していただく、こういった時代になっております。環境経営を進めるにはステップがあり、すぐに出来ることから地道に進め、ステップアップされるのがよいかと思います。
 まとめになりますが、環境新時代への取り組みとして、「Think Globally,Act Locally」
グローバルな視点で考え、地球環境に配慮した環境経営をやっていく、先を大きく見据えてサービス・商品を提供していくこのようなことを念頭において日常の活動に活かしていただければと思います。

会長報告
 大谷会員の奥様から葉書が来ております。簡単に読ませて頂きます。一年は早いものでもう師走になりました。日頃は何かとお世話をおかけしております。昨日は結婚記念のお祝い頂戴いたしました。体調を崩して欠席がちでございますのに申し訳なく思っております。大切に使わせて頂きます。有難うございました。寒さ厳しき折、皆様十分にご自愛下さいとのことです。 
幹事報告
 通常例会は今日で終わりです。12月22日は家族例会になっておりますので、17時からお越しいただき楽しい一日をお過ごしいただきたいと思いますので宜しくお願い致します。
親睦活動委員会
 22日の年末家族例会ですが、集合時間は17時20分で案内させて頂いておりましたが、17時30分から始まりますので出来たら17時ごろにお越し下さい。
先週の例会の際に料理はコースをお出しする予定であるため、人数変更があれば教えて下さいと言っておりましたが、当初75名ほどの予定が、現在101名のご出席予定となり予算オーバーになりますのでビュッフェでお食事をご用意させて頂くことになりました。十分な良い料理をお出ししますので、念のためにご報告させて頂きます。
米山奨学生 陳さん
 今日は「皆様新年おめでとうございます」の北京語での言い方を勉強します。北京語の語順はア・イ・ウの語順になっています。イのwhoは相手方、日本語では最初に言いますが、北京語では真ん中で言います。ルールを先に説明します。アとウはOKです。ウのみでもOKです。普通と尊敬の言い方がそれぞれあります。1人に対しては普通の場合はニィーで尊敬はニィンです。二人以上は大家(ダージャー)、尊敬は難しいですが各位(ガーウェー)と言います。

 

 

例会臨時変更及び休会のお知らせ

奈良ロータリークラブ
《例会休会》
平成20年1月3日(木)例会休会 (定款第5条第1節(c))による
《事務局休局》
平成19年12月29日(土)〜平成20年1月6日(日)

ニコニコ箱 本日38,000円 累計1,330,800円

(中村信清君)
いよいよ年末、皆さん風邪などひかないよう頑張ってください。
(山本尚永君)
楠下様、本日は卓話有難うございます。宜しくお願い致します。
(佐川肇君)
銃による犯罪が相次いで心が痛みます。主に散弾銃所持者によるもので、ライフル銃の所持者は心優しい人ばかりなのに(私のように)。
(大塩栄作君)
連続欠席のお詫び!
(清岡正教君)
早退のおわびにニコニコ。
(藤野城市君)
ニコニコ協力。
(藤川保雄君)
いつもお世話になっています。
(中條章夫君)
矢追さんの顔を見てニコニコ。
(石野捨雄君)
矢追さんに協力します。
(武中洋勝君)
風邪をひいてしまいました。皆様も気をつけて下さい。
(金星昇君)(植村将史君)(矢追家麻呂君)
ニコニコに協力です。

本日のお客様

森専雅君(茨木東R.C) 

次週の例会 1月8日

友愛例会

会報・IT委員会

倉田智史、神山雅教、高野 治

Webmaster

植村将史